ICLS(オリエンテーション第2弾)

ICLS(オリエンテーション第2弾)

こんにちは。研修医1年目の石橋です。

4月から研修医となりはや1カ月が過ぎました。
わからないことばかりですが、先輩や同期に支えられ、日々過ごしております。
当院は研修医オリエンテーションが充実しており、そういった4月からの研修医生活を少しでもお伝えできれば幸いです。

私たち研修医1年目は4月30日に京都府医師会館でICLSコースを受講してきました。
ブログを読んでくださっている学生さんはICLSとは何のことか知っていますか?
私は…恥ずかしながらまったく知りませんでした。

ICLSとは Immediate Cardiac Life Support のことで、突然の心停止に対する最初の10分間のチーム蘇生を習得するためのコースです。
感染症科の井村先生や総合内科の谷口先生をはじめとした先生方、看護師さんや救急救命士さん、2年目の研修医の先輩方にインストラクターとしてご指導いただきました。

ICLS(オリエンテーション第2弾)

午前中は蘇生に求められる手技を確実に安全に実施できるよう、BLS、気道管理、除細動などそれぞれのブースに分かれて基本的なことから丁寧に教えていただきました。
午後は午前中に学んだ個々のスキルを活かし、リーダーや記録、胸骨圧迫、モニター、気道管理、輸液路・薬剤など役割分担して、シナリオに応じてICLSを何度もシミュレートしました。

絶え間ない胸骨圧迫、除細動の際の周囲の安全確認など重要なところをわかったつもりでいても、実際の流れの中で行うとあわててしまうこともありましたが、終盤になるにつれてそれぞれが声を掛け合い、協力して蘇生を行うことができるようになっていきました。

今回のICLSコースを通して、チーム蘇生を体系的、実践的に学ぶことができました。
学んだことを活かして、いざという時に実際の臨床現場でチームの一員として蘇生に貢献できればと思います。

ICLS修了証

実際に働いてみて、教育熱心な先生が多く、レクチャー等が充実していることが当院の魅力であると感じています。
当院の研修に興味を持ってくださっている方はぜひ一度、病院見学にお越しください。
お待ちしています!

※上部写真:胸骨圧迫
腕の力だけではなく腕が胸に対して垂直になるくらいにしっかりと体重をかけることがポイントだそうです。翌日、筋肉痛になりました…。

担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント1年次 石橋幹也