洛和会ヘルスケアシステムは「医療」「介護」「健康・保育」「教育・研究」の総合ネットワークです。

　　洛和会音羽病院（京都市山科区）はウクライナのキーウ市にあるクリニカ第10病院と 1999年から23年にわたり姉妹協定を結び、関係を深めてまいりました。
　2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻のニュースが流れ、すぐさまクリニカ第10病院の安否確認を試みましたが、不通の状態が続き、3月末、ようやく連絡が取れました。
クリニカ第10病院のドブシュ院長からのメールには、傷ついた兵士や住民達が日々運ばれ、手当てに追われる様子と治療に必要な医療物資の不足状況が記され、その後「必要医療物資リスト」が届きました。
　二国間の物流が途絶えておりましたが、このたび、認定 NPO 法人「テラ・ルネッサンス」様や物流会社「商船三井ロジスティクス」様のご協力でようやく必要物資を送れることとなりました。7月26日には全量の半数を発送し、8月4日には残りの半数を送ります。
　洛和会音羽病院とクリニカ第10病院はこれまでにお互いの医療の質向上を目的に医療スタッフの相互派遣による人的交流や医療機器の寄贈などを行い、交流してきました。状況が好転することを願い、これからも交流を続けてまいります。