医療を通じた国際交流|TOP MESSAGE vol.3

サムネ_ウクライナへ届け

洛和会音羽病院が姉妹協定を締結しているウクライナのキーウにあるクリニカ第10病院は、戦時下で医療物資の不足など深刻な状況が続いています。洛和会では2022年3月から洛和会本部担当者が相談し、病院同士の国際交流の観点から何らかの支援をすることができないか、模索を続けてきました。

クリニカ第10病院からは、医療用メス、鉗子などの医療関連機材をはじめとした医療物資支援の希望をいただきました。当会がお声掛けする形で、今回多くのサプライヤーの皆さまにご協力をいただき、短期間に必要物資を集約することができました。ご尽力をいただきました株式会社三笑堂様株式会社増田医科器械様株式会社ホギメディカル様株式会社ユニメディック様株式会社リブドゥコーポレーション様株式会社ジェイ・シー・ティ様ビー・ブラウンエースクラップ株式会社をはじめとする各社様、そして洛和会関連会社の皆さんに御礼申し上げます。

支援物資に次いで必要になったのがクリニカ第10病院までの輸送ルートの確保です。認定NPO法人テラ・ルネッサンス様商船三井ロジスティクス株式会社様はじめ、運送ルート確立に向けて関わってくださった方々の綿密な検討を経て、2022年8月に支援物資が京都府から出発しました。ポーランドのワルシャワを経て、約10日後、無事ウクライナのクリニカ第10病院から無事物資が到着したとの朗報が届きました。今なお過酷な状況下にあるウクライナの医療現場で、当会からの医療物資が、一人でも多くの命を守る活動に役立つならば、こんなにうれしいことはありません。

これまでもクリニカ第10病院とは、2017年に洛和会音羽病院の矢野阿壽加院長補佐が訪問するなど、人的交流を続けてきました。京都市とキーウは姉妹都市であることもあり、今後、人的交流を再開できることを期待したいと思います。

また、洛和会ヘルスケアシステムには、ウクライナのクリニカ第10病院を含む世界10ヵ所に姉妹提携病院があります。それぞれの病院と医療スタッフの相互派遣を行うなど、お互いに医療の質の向上に努めています。コロナ対応が続きますが、国際的な連携も再開していきますので、それぞれの語学や文化に理解のある職員の皆さんの自他推薦を待っています。

「ウクライナへ届け」
医療物資支援プロジェクトのきっかけとなった一人の職員にフォーカスしたドキュメンタリーです。

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