アメリカ合衆国から日本をみて|TOP MESSAGE vol.4

アメリカ合衆国へ視察に行きました。

General ElectricCompany、G Eヘルスケア・ジャパン株式会社のご協力を得て、ジョンズ・ホプキンス大学附属のジョンズ・ホプキンス病院などを訪問し、ベッドコントロールのコマンドセンター(中央指揮所)が実装されている病院の状況を学びました。そこには、アメリカ版の「医療と介護が包括された地域連携」がありました。中心にはコマンドセンターが配備され、複数の法人のベッドのみならず、人流、自動車の流れを含めて管理しており、どの法人の効率化にも寄与していました。また、同時期に視察に参加しておられた日本国内の各医療法人の皆さまの意識の高さに刺激を受け、当会としても持続可能な組織経営に取り組んでいく想いをさらに強くしました。

人を中心にした組織を前提として、ただ人のみに頼るのではなく機械やAIに委ねる点は委ねる決断をする管理を属人的に行うのではなく、代替可能性を生かしたシステムの構築が求められています。また、円安が進む2022年秋の海外訪問であったことから、時期的に物価高(街中のカフェで朝食のパンとコーヒーを頼んだら2000円超え!)を目のあたりにして、日本社会がこのままでは持続が難しいという危機感も抱きました。組織も社会も、現状のままだと維持すらできません。

洛和会として、3つの新しい取り組みを始めました。

1つ目は、2022年10月からパートナーシップ制度を導入し、法律婚の方も、事実婚の方も、同性パートナーシップを結んだ方も、同じように当会の福利厚生を使えるようにしました。組織として持続するための制度、人を中心にした組織であることを明らかにする制度です。

2つ目に、洛和会京都厚生学校の新築移転という新たなプロジェクトを始動します。地域に開かれた組織として、人や教育を大事にしていきます。洛和会京都厚生学校のYouTubeチャンネルがありますので、ぜひご覧ください。(若かりし頃の会長も登場しています)

3つ目として、洛和会の公式キャラクター「らくの助」も始まりました。いろんな提案や挑戦がしやすい職場にしていきたいと思っています。

ワクワクする職場を目指し、「美しい国、日本」の一つの挑戦としてみんなで取り組んでいきましょう。

動画はこちら!