向日町警察署で認知症理解のための出張講座を実施

6月20日に向日町警察署(向日市)にて「認知症の理解と対応~住み慣れた地域から共生社会の実現~」というテーマで介護事業部 品質管理課(認知症ケアサポートチーム) 課長 川嶋 真理子が講義と模擬体験を実施しました。向日町警察署は京都府内で認知症保護率が1番高いと言われており、署員の知識と技能を向上させるため、向日町警察署から依頼があり実現しました。

認知症ケアサポートチームとは

認知症になってもその人らしく最期まで生きることができるよう、サポートできるチームを作りたいと思い、発足しました。認知症は脳の病気で起こる状態で、その状態に個人差はありますが、このチームはどのような認知症の状態であっても本人と向き合い、専門職間で連携し、対応できるスペシャリスト集団として活動しています。

講義では認知症基本法について話し、「認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望をもって暮らすことができるよう、施策を総合的に推進する」を目的とした、4本の柱(共生社会の実現、認知症の理解を深める、社会参加の機会の確保、生活のバリアフリー化)について説明しました。模擬体験では、器具を装着し高齢者の身体の制約や日常生活における困難さを体験していただきました。体験者は、「動きや視野に多くの制限があり介助がないと思うように動くことができなかった」と感想を述べました。
洛和会ヘルスケアシステムは今後もこのような講義と模擬体験などを通じて、高齢者のケアが必須となる方々と連携を強化し、より地域に根差した活動に取り組んでまいります。

 

公開日時 : 2024年07月05日 (金)

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