災害対策本部訓練を実施
7月6日洛和会音羽病院で、災害対策本部訓練を行いました。
今回は、京都市全域での大雨の影響によりA・B病棟の地下が浸水し、エレベーターが故障した場合を想定して実施しました。
情報統括(事務)
山科区は河川が多く、過去に何度も大雨による水害が発生しています。
2021年台風18号の影響で、安祥寺川から氾濫した水が京阪の線路に流入し、京都市営地下鉄御陵駅が浸水したこともありました。
https://www.mlit.go.jp/river/kokusai/disaster/america/taiou_ref4.pdf
今回の訓練は、避難訓練とは異なり、緊急時のEMIS(広域災害救急医療情報システム)の入力、現場からの情報を集約し、各所共有、対応していく動向確認を目的として行われました。
災害対策本部とER統括
▼EMIS(広域災害救急医療情報システム)
災害発生時に医療機関の稼動状況や災害医療に関わる情報を市町村、都道府県、国などと共有することができる情報集約・提供システム。
想定したトラブルをメッセンジャーが各部門へ伝達し、各所で※クロノロジーをまとめ、対応策を含めて災害対策本部へ報告します。
※クロノロジー
災害時の状況や活動内容を時系列に記録・整理した情報、手法のこと。
病棟・医療資源統括(看護部)
訓練はおよそ2時間にわたり行われ、最後に今回の訓練で挙がった問題点を院長 神谷 亨が総括して述べました。
「報告が上がってくるときに口頭で知らせて、口頭で指示するのは情報がうまくまとまらない。次回は、todoリストをつくった方がいい。また年に2回はこの訓練をみんなでやっていきながら、バージョンアップしたいと思いますので、よろしくお願いします。」
当院では、訓練結果を検証・改善し、災害時も医療機能を維持できるよう努めてまいります。
災害は突然やってきます。ハザードマップを確認して備えましょう。
▼京都市防災ポータルサイト
https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/
公開日時 : 2024年07月30日 (火)