京都市中京消防署・洛和会丸太町病院共催で救急症例検討会を開催しました

9月12日、京都市中京消防署と洛和会丸太町病院の共催で「救急症例検討会」が洛和会丸太町病院をメイン会場としオンラインも活用したハイブリッド形式で開催され、
当院の医師と中京消防署員および救急救命士が参加しました。

開会にあたり、洛和会丸太町病院 院長 細川 豊史があいさつを行い、日々の救急医療に対する感謝と今後の連携強化への期待を述べました。

この救急症例検討会は、救急医療の分野で、実際にあった事例を検討し対象の理解を深め、より効果的な対応を導きだすことを目的として実施しています。

今回は、消防署員がそれぞれのテーマに基づいた症例報告と質疑を行い、当院の救急・総合診療科や血管内治療センター・心臓内科の医師が質疑に対して見解やアドバイスという形式で応えました。

症例検討1: 腹痛及び多量の下血を訴えた救急搬送事案について

消防署員より事案について、症例報告と課題が発表されました。

当院の救急・総合診療科 医師 上原が課題へのアドバイスを行いました。

症例検討2: 呼吸苦を訴えた傷病者の容態変化(CPA)事案

呼吸苦を訴えた患者さんの容態変化、救急搬送時の状況や課題を発表しました。

血管内治療センター・心臓内科 副部長 有吉より課題に対してのアドバイスや患者さんの容態確認方法を述べました。

発表後には質疑応答の時間が設けられ、当院からは病院到着後の治療や経過に関する内容、消防署側からは救急隊の現場での課題や、搬送中に直面する問題についても意見が交わされ、実際の症例をもとにディスカッションが行われました。

最後に、洛和会丸太町病院 救急・総合診療科 副院長 上田 剛士と血管内治療センター・心臓内科 部長 浜中 一郎が閉会のあいさつを行い、「このような場を通じて、救急医療の質をさらに向上させるために地域全体で連携を強化し続けたい」と締めくくりました。

症例検討会後は、中京消防消防職員の方に当院の施設内見学を行っていただきました

洛和会丸太町病院では、今後も地域の医療機関や消防署との協力体制を強化し、患者さんに迅速で最適な医療を提供できるよう努めてまいります。

公開日時 : 2024年10月02日 (水)

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