令和6年能登半島地震 当会の支援について

令和6年能登半島地震 当会の支援について

1月1日に発生した能登半島地震に関しまして、被害を受けられました皆様に、心からお見舞い申し上げます。

洛和会ヘルスケアシステムでは、今回の災害に対して、できる限りの支援を提供するため全力で取り組んでまいります。こちらでは、当会の支援に関する情報や状況をお知らせいたします。

3月13日 音楽のちからで被災者にエールを 恵寿総合病院などで演奏会を開催


日頃から医療に関する情報交換など、洛和会と交流のある社会医療法人財団 董仙会 恵寿総合病院(石川県)。令和6年1月1日に発生した能登半島地震の影響を受け、同院の職員の皆さんは、自身も被災者でありながら「能登中部の医療を止めない」という強い思いで患者さんの診療にあたっておられます。そんな職員の方々に、音楽で癒やしを届けるため3月13日、洛和会京都音楽療法研究センターの音楽療法士や当会理事長 矢野裕典らが、恵寿総合病院と介護老人保健施設 和光苑、そして避難所となっている矢田郷地区コミュニティーセンターを訪問し、演奏会を行いました。
 

恵寿総合病院での様子

 
介護老人保健施設 和光苑での様子

各会場では、観客の皆さんにリクエストいただいた曲を中心に演奏しました。皆さんにも楽器演奏に参加いただいたり一緒に歌ったりしながら楽しいひとときを過ごしました。患者さんからは、「元気が出ました」などの声をいただきました。音楽療法士の柴田は、「地震から2カ月、被災地で生活をつづける皆さんがどのような心境でおられるか思いを巡らせながら音楽をご一緒しました。人間は心身ともにバランスがとれている状態が健康(well-being)だといえますが、物資の支援が行き届いている今こそ、心身を解放できる場のニーズがあったんだと思います」と当時の様子を振り返りました。演奏後には、皆さんに自然な笑顔が見られ、それを見た職員にも笑顔が溢れていました。
今回の訪問の様子は、現地の新聞でも取り上げていただきました。

北國新聞
北陸中日新聞

発災から約4カ月、今求められるものは何か、「モノ」から心に響く「もの」への需要の変化を強く感じる訪問となりました。

1月29日 災害派遣医療チームDMAT 第3陣が帰還

1月24日に洛和会音羽病院を出発したDMAT第3陣の5人が4日間の医療支援活動を終え、1月29日13時ごろ帰還しました。

たくさんの職員が出迎えました
チームメンバー5人(写真中央が医師 池田 宜央)

チームを代表して、洛和会音羽病院  救命救急センター・京都ER 医長 池田 宜央は「体調不良者や事故もなく無事に帰ってくることができました。残ってくださった皆さんのおかげで、支援活動に参加できたと思っています。ありがとうございました」と述べ、当院に残って業務にあたっていた同僚職員へ感謝を伝えました。
洛和会音羽病院 院長は「地震発生から約1カ月が経ち、避難所で長期生活を送っている方も多くおられるなか、持病の悪化などに伴い、転院調整も大変になってくる時期かと思います。慣れない土地で十分に休めなかったと思いますので、まずはしっかり休養を取ってください」と労いの言葉を掛けました。

1月24日 洛和会音羽病院からDMAT 3回目の出動

1月24日、第6次派遣により洛和会音羽病院から石川県金沢市に向け、DMATが出動しました。
今回で3回目の出動となるDMATは、1月25日~28日の期間、現地での活動を予定しています。

 

今回のチームは医師2人、看護師1人、救急救命士1人、理学療法士1人で結成
現地までのルートを確認し、出発に備えます

「この冬一番の寒波が襲来しており、異常な寒さの中での活動になることが予想されます。また、積雪や路面の凍結などで現地への移動にもかなり神経を使われることと思います。とにかく無理のないよう体に気を付け、無事で帰ってきてください。毎回言いますが、洛和会を代表して出動されるDMATチームの皆さんのことを非常に誇りに思っています。みんなで応援しています。どうか頑張ってきてください」という洛和会音羽病院 院長からの言葉を受け、チームの代表は「事故やトラブルの無いように気を付け、被災地の支援活動に励みます」と応え、今回も多くの職員に見送られながら出発しました。

1月22日 災害派遣医療チームDMAT 第2陣(第6次派遣)が帰還

1月18日~22日の期間、医療支援活動を行ったDMATの6人が、1月22日15時頃、無事に洛和会音羽病院へ帰還しました。

 

大勢の職員が出迎え、洛和会音羽病院 院長が労いと感謝の言葉を掛けました。

 

医師 山﨑 真也(写真左)と看護師2人、救急救命士1人、理学療法士1人

※医師もう1人は別途帰還
チームの代表として洛和会音羽病院 心臓内科 医員 山﨑 真也は「石川県立中央病院のMCC(Medical Check Center)を拠点に他のDMATチームと協力しながら4日間活動してきました。現場は、特に輪島の方などは、まだまだ復旧が進んでおらず、他のDMAT隊の中には空港に寝袋で寝泊まりしている方もおられる状況です。こちらに戻ってきても、被災者のためにできることを考え、支援を続けたいと思っています」と述べました。

1月24日からは、また別のメンバーにより出動を予定しています。

1月17日 洛和会音羽病院からDMAT 2回目の出動

1月4日~7日に洛和会音羽病院から派遣した災害派遣医療チームDMATに引き続き、京都府から京都DMAT第6次派遣の要請を受け、洛和会丸太町病院から医師1人、洛和会音羽病院から、医師1人、看護師2人、救急救命士1人、理学療法士1人の計6人が新たにDMATチームとして、被災地へ出動しました。

「現地は過酷な状況が続いており、不安もあるかと思いますが、どうか体に気を付けて、日頃の訓練の成果を発揮し活躍してきてください」という洛和会音羽病院 院長からの後押しに、チームの代表は「被災地で少しでも役に立てるよう、尽力してまいります」と応え、多くの職員に見送られながら出発しました。

※写真に写っていない医師2人は、別途、現地へ向かい合流します

未だ余震が続き、救援が必要な被災者が多数おられる能登半島へ、一人でも多くの命を救うため出動するDMAT隊。

1月18日~22日の期間、現地で医療支援活動を行う予定です。

1月11日 支援物資現地到着~作業職員帰還

10日に出発した車両2台が目的地である恵寿総合病院(石川県七尾市)に到着。現地の職員と協力し支援物資を積み下ろしました。
届けられた物資は、主に同院に入院されている患者さんのために活用されます。

令和6年能登半島地震 当会の支援について
これからも支援を続けます

また、現地に赴いた当会職員が京都のテレビ局やラジオ局からの電話取材に応じ、現地の状況や今後の支援について情報をお伝えしました。

任務を終えた職員は11日の夕方、無事に洛和会音羽病院へ帰還しました。

1月10日 支援物資積込~輸送開始

被災地へ支援物資を届けるため、現地で作業する職員2人が先行して出発しました。出発に際し、当会理事長 矢野裕典(写真一番左)と洛和会音羽病院 院長 神谷亨(写真中央左)から激励の言葉が送られました。

一日も早い復興をお祈りいたします

続いて、職員が協力し、当会全施設に備蓄している災害時食品と新たに準備した水や非常食を合わせ、約17,000食分の食料と約900リットルの飲料水などを車両(4トントラック)に積み込みました。

職員一同の思いをのせて出発

2台は、それぞれ石川県七尾市の恵寿総合病院を目指し、現地で合流します。

1月7日 災害派遣医療チームDMAT帰還

1月4日に被災地へ出発した洛和会音羽病院 救命救急センター・京都ERのDMAT(災害派遣医療チーム)の5人が、約70時間にわたる医療支援活動を終え、7日午後6時すぎに同病院に帰還しました。

 

職員は拍手で出迎え、洛和会音羽病院 院長 神谷亨は、「皆さん、ありがとうございました。本当にお疲れさまでした。皆さんが無事に帰ってきてくれて安心しました。報告は後日伺いますので、今日はゆっくり休んでください」と労いの言葉を掛けました。

DMATは医師や看護師などで構成され、京都府では洛和会音羽病院を含む14の指定病院から有事の際に派遣されます。


DMATリーダー 宮前 伸啓(洛和会音羽病 院救命救急センター・京都ER 副部長)は「能登の方はかなり大変な被災状況のため、金沢に搬送して地域の医療機関に振り分けながら医療支援活動を行っていました。まだまだ支援が必要で、現在も80隊ほどのDMATが活動している状況です。」と現地での様子を伝えました。

洛和会ヘルスケアシステムは今後も被災地に対して支援を続けます。

1月10日(水)には支援物資車両(4tトラック1台)を被災地に向けて出発させます。

 

1月4日 洛和会音羽病院より災害派遣医療チームDMAT出動

京都府の要請により洛和会音羽病院 救命救急センター・京都ERより災害派遣医療チームDMATとして出動。出動に際し当会理事長 矢野裕典と当院院長 神谷亨から隊員へ激励の言葉が送られ、隊員たちは現地へと向かいました。

1月2日 令和6年能登半島地震支援対策室の設置

地震発生翌日洛和会本部にて支援対策室を設置しました。状況の共有や今後の方針などを話し合いました。

けいじゅヘルスケアシステムクラウドファンディングのお知らせ

恵寿総合病院(石川県七尾市)は当会と同じく、VHJに加盟している病院です。

令和6年能登半島地震により、恵寿総合病院も被災しています。

恵寿総合病院では、被災を受け、医療・介護・福祉活動を続けるためには、医療機器の修繕・購入、薬剤の調達、損壊した部分の修繕、食糧の確保、不眠不休で頑張っているスタッフへの慰労、また1人でも多くの人を受け入れるための物資や資材の調達が必要です。

そのため、恵寿総合病院ではクラウドファンディングを通じて支援を募っておられます。

クラウドファンディングはこちらから

https://readyfor.jp/projects/keiju

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