イマジネーション|TOP MESSAGE vol.2

22年4月末、長男が誕生しました。

理事長に就任して間もなかったのですが、バックアップをいただき育児休暇を取ることができました。2週間という短期間ながら、大変有意義な時間となりました。(ワンオペ育児がいかに大変か!)

2022年10月からは新たに国の制度「産後パパ育休制度」が始まります。国としても男性の育児休暇取得を促進する狙いがあるのでしょう。裏を返せばまだまだ男性の育児休暇取得が進んでいないということだと思います。例えば私の親世代だと、男性が育児休暇を取ること自体理解が難しいように感じます。職場内でもさまざまな考えがあることでしょう。いずれに せよ、皆で協力し合わないとこの国の未来は明るく ありません。

私は「まず自分でやってみる」というポ リシーがあります。インターネットに情報が溢れている時代だからこそ、自分が体験して感じたことが大切になってきます。ただ、全てのことを自身が直接体験できるわけではありません。一番大切なことは、当事者の気持ちになってみること、想像してみることではないでしょうか?

世の中にはさまざまな問題がありますが、一見、自分とは関係ないと思っていることも多いでしょう。しかしながら、誰しもが当事者になり得ます。病気、介護、障がい、子育て、貧困、性自認・性的指向への対応などが、自分や家族や職場である日突然明らかになるのです。そのときになってから初めて考えるのではなく、身の回りや社会で起こっている問題や課題を、自分にも関係あることとして捉えられる人間になりたいものです。

洛和会ヘルスケアシステムの職員には、自分とは異なる他者の気持ちをおもんばかることができる優しい人であってほしいと願います。 その上で、社会の課題を自分たちの課題として解決することに積極的に挑戦する組織を目指していきましょう。

★今月からコラムの内容と理事長動画企画『らくわびと』が連動します!★
動画の中では、実際に育休を取得した男性職員と育休についてより詳しくお話しています。

★本コラムが掲載されている会報誌らくわはこちら!