アップデート|TOP MESSAGE vol.5
昨年末にインドネシアのジャカルタに行ってきました。当会の病院や介護施設で働く実習生の面接が目的です。
面接だけならwebでも可能ですが、やはり現地に行って実施することで得られるものは格段に多いです。今回と同様に面接目的で訪問したベトナムでも同じことを思いました。遠く離れた日本に来てくれる皆さんは、どんな国でどんな生活をしているのか。それを知れるだけでも収穫となります。
今回ジャカルタに行ってまず感じたのは、スマホ利用率の高さです。バイクで行商をしているおじさん(失礼!)も、皆スマホでやり取りをしています。われわれが面接をした看護学校卒の若い皆さんは、InstagramやTik Tok、YouTubeを日常的に使いこなしていました。実際、私がやっている理事長インスタ用のカメラを向けると、皆喜んで参加してくれました。その場ですぐ動画を編集してアップしたのでタイムリーに拡散することができ、学生さんをはじめジャカルタのフォロワーが急増しました。
通訳さんがいたのでインドネシア語も載せたことがよかったのかもしれません。今も理事長インスタに「いいね」を押してくれています。彼らも日本のどんな法人で働くのか知りたいのです。広報や採用の仕方が大きく変わっています。
帰国した私は大いに反省しました。もっと自分たちの意識をアップデートしなければならないと。アジア諸国は日本を追い越して発展をしています。日本が採用をしてあげているといった感覚や時代ではありません。われわれの側が選択肢の一つに過ぎないのです。
今はまだ所得の差やアニメ・音楽などのカルチャー人気があります。仮にそれがなくなったとき、われわれの病院や施設は彼らに魅力的だと思われる職場環境を提供することができるのでしょうか? そのためには働き方もアップデートしなければなりません。ダイバーシティ&インクルージョンといわれるような人材の多様性を認め、受け入れて生かすことが必要になります。人種や性別にボーダーを設ける時代ではないのです。
個人も、法人も、国もアップデートして、イッツ・ア・スモールワールドのような世界が実現する日もそう遠くないと感じた海外出張となりました。
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