福利厚生 日本一|TOP MESSAGE vol.7

2022年4月から国が推進する男性の育児休暇取得について、当会の男性職員の取得率は2019年度が10.2%に対し、2022年度は50%となりました。

私自身、昨年、理事長就任直後に育児休暇を取ったことも良いメッセージになったのであれば大変喜ばしいですが、そもそも当会では、子育て中の職員をお互い支え合う風土ができていることによって、男女問わず高い取得率となっています。医師・看護師・介護職・事務職をはじめ、あらゆる職種が取得して、しかも1 職員あたり平均79日取得しています。

休暇に関しては、洛和会ヘルスケアシステムでは、リフレッシュ休暇という10日連続休暇を取る独自制度を2002年(創設時は7日連続、2013年から10日連続)から導入しており、その期間は当然休むということをずっと前から先進的にやっている結果、育児休暇についても取得しやすい文化が定着しています。

福利厚生としては、家族手当と題して、子どもがいる職員に、0歳から3歳までは月3,000円、3歳力‘ら18歳までは月10,000円支給しています。0歳力‘ら3歳の子どもがいる職員には、別途保育手当月25,000円を支給し、学童保育を利用する子どもがいる家庭は学童保育手当として月5,000円支給しています。一定の要件で住宅手当(月5,000円)も用意しています。そのほか、子どものライフステージに応じて、チャイルドシート、ベビーカー、ランドセル、学習机の購入助成としてそれぞれ一律20,000円を支給しています。院内保育・病児保育を整備しているほか、職員と家族には診療費補助を実施し、家族の介護に対しては介護保険サービス補助を導入しています。

2022年からは、孫が生まれた職員へのまごたん休暇(孫誕生休暇)、不妊治療及ぴ卵子凍結保存支援制度、同性パートナー・事実婚に関して法律婚と同様の福利厚生制度上の取り扱い、介護を理由とした退職後2年以内の再就職に関しては勤続年数の通算を認めるほか、三親等以内の家族が当会介護施設入居の際の一時金免除といった新しい福利厚生制度も開始しました。

職員の交流組織であるむつみ会においては、懇親会・ビアガーデン・スポーツ大会(運動会・駅伝) など、コロナ禍で止まっていたものが再開していきます。大手福利厚生サービス「リロクラブ」への加入(21年前から)と追加補助(原則10,000円、29歳以下は15,000円)もあります。

当会がこれらの制度を、長年にわたって積極的に実施してきたのは、「職員が働きやすいことが、組織にとってプラスである」という理念を強く持ち続けているからこそです。まだ業界では当たり前になっていない副業・兼業、パートナーシップ制度の充実など、今後も新しい課題に先進的に取り組んでいきます。

スタッフが幸せでないと患者さんや利用者さんを幸せにできない。この想いを、この4月に入職した新卒•新入職員280人も、1週間にわたる泊まり込みの新人研修で認識してくれているものと思います。福利厚生日本ーの基準は分かりませんが、日本一職員を大切にするヘルスケアグループ、日本一働きたいと思われるヘルスケアグループを目指してさらに前進していきます。