「ここから彩れ。」|TOP MESSAGE vol.15

洛和会京都看護学校が、2025年4月に新キャンパスに新築移転しました。引き続き看護学科1学年定員80人、助産学科定員20人の体制で、洛和会音羽病院に近接する強みを活かして実践的な学びを提供します。

建築は、ミラノで設計を実践されてきた細尾直久氏(HOSOO architecture)の設計と、地元京都の株式会社あめりか屋による施工で、山科における新拠点として美術館のような素晴らしい施設を竣工いただきました。白を基調としたキャンパスをここで学ぶ学生に自分の色で彩ってほしいという気持ちです。改めて、協力会社の皆さま、地域の皆さまに感謝の想いでいっぱいです。キャンパスの特色としては、図書館内に自習スペースを広く取り、臨床と座学を両立できる看護人材の育成がより進められる体制となりました。在学生の皆さんだけでなく卒業生や洛和会ヘルスケアシステムで勤務する医師・他職種を含めて、必要なタイミングで学び直して仕事と学びを繰り返すリカレント教育の拠点として大いに活用していただけるよう、運用していきます。

さらに、洛和会京都看護学校では、看護学科の奨学金制度として、返還不要の特待生奨学金に加えて、3年間の学費をまかなえる貸与型奨学金、その他入学時の費用負担、教科書代、3年間毎月の生活費5万円を支給し授業料も負担不要となる矢野奨学金(特別奨学金)など、経済的事情にかかわらず学び、資格を取得してもらおうという創立者 矢野一郎の理念を受け継いでいます。社会人の方も積極的に受け入れており、法人内外から入学された介護士、理学療法士など他職種の方々がすでに学んでいます。希望する方は、学習時間外は、元の職場を含めて洛和会ヘルスケアシステムの各施設で非常勤として働けるように環境を整備しています。同期に社会人出身者と高校卒業すぐの入学者など多様な人材が集まることで、学生同士の刺激にもなっています。卒業後も就業先に関わらずつながりをつくっていただけるよう、卒業生の同窓会組織も活発になってきました。研究・教育の拠点としての魅力が詰まった学校です。視察や学校見学はいつでも大歓迎ですので、ぜひ足を運んでください。