小児T&Aコース
- 2024.02.27
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皆さんこんにちは、2年目の國分です。
少しずつですが暖かさも感じる季節になりましたね。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
どうやら私が担当するブログはこちらが最後になるようです。
コーヒーを飲みながら、同期や後輩のブログを改めていろいろ開いて読んでみました。
みんなの楽しんでいることや日々の頑張りが垣間見えてほっこりします。
こうして毎週みんなでリレーしているブログが、当院に関心を持っていただけるきっかけの一つになればとても嬉しいです。
今回は、小児科志望として使命感をもって…
当院で2月に開催された小児Triage & Action(T&A)コースについて少しご紹介します。
小児T&Aコースは、小児救急に慣れない研修医や診療現場のスタッフを主な対象としており、[トリアージ]と[発熱][喘鳴][腹痛][嘔気・嘔吐][皮疹][熱性痙攣]の症候について講義・シミュレーション・フィードバック/ディスカッションを通して半日かけて勉強するというものです。
今回は、小児科やERの先生方、ERや病棟の看護師と救急救命士の方々、研修医らが集い、目の前の患児をどのように手順立ててTriageし、どのような適切なAction(初期対応や小児科医への連絡・相談など)をとるか、全体とグループごとでの学習を行いました。
講義では、鑑別疾患や初期対応などの最低限の知識の確認・整理を行い、シミュレーションでは医師役、看護師役、家族役、記録係と分担・ローテーションし、できるだけリアルな現場を再現することで、臨場感のある体験ができました。
その後のディスカッションでは、各々の職種の立場からの意見も含めたフィードバックを行い、反省点・改善点をみんなで共有しました。普段実際に診療現場でお世話になっている先生方、スタッフの皆さんだからこその現場に即した具体的な意見を伺うことができ、とても勉強になりました。
子ども達の診療をチーム一体となって安全にできるように、こうしたシミュレーションの機会は改めて重要だと思いました。
小児初期診療の偏りをなくす、多職種連携を学ぶという観点からも、本コースの研修医の受講必修化ができればいいなと思っています。
以上、簡単ですが小児T&Aコースについてご紹介しました。
他にも、院内勉強会はいろいろとありますので、院内で学ぶ機会について詳しく聞きたい方は、見学や実習に来られた際に私たち研修医にぜひ質問してください。
担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント2年次 國分杏奈