整形外科研修
- 2022.03.08
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初春の候。
オミクロン株が蔓延する中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは。ジュニアレジデント1年目 上原和大と申します。
医学部6年生の皆様、国家試験お疲れ様でした。同じコロナ禍での受験を経験した身として、今の学生の不憫さには強く共感いたします。
まずはしっかりと身体を休めてあげて体調を整えてください。
さて、私は2月に整形外科をローテートしていました。
音羽の特徴として、整形外科が「必須」科目となっております。他の病院ではあまりないカリキュラムとは思いますが、これには理由があり、音羽の救急ではほぼ毎日骨折等の整形外科的疾患の患者さんが来院され、初期対応を我々研修医が担当し、緊急性の判断や、画像検査、固定などの知識や技術が頻繁に求められるためです(もちろん上級医もいらっしゃいます)。ですので、私は整形が「必修」で良かったと感じています。
そんな整形外科(orthopedics)ですが、元々はギリシャ語のorthos(正す、変形の矯正)とpaidion(小児)の合成語で「小児の矯正」という意味だったそうです。
木の幹の変形が、真っ直ぐな添え木に紐で結びつけて矯正されることで、成長とともに真っ直ぐに修正されていく様がNicolas Andryの整形外科の木という絵で象徴されています。面白いですよね。
また、外科系志望の方はもちろん、それ以外の方でも上級医の外来を見学することで整形内科的な対応も学ぶことができます。前日に自分が救急で診た骨折の患者さんが外来でどのように診察されるかを目の当たりにしたときや、手術or保存加療など、専門医の判断を生で聞けたときは非常に興奮しました。(笑) 興味ある方は是非見学にいらしてください。
写真は整形外科研修ではありませんが、お昼の症例カンファ後の談笑の様子です。
白板の隣に酒見先生、奥から2年目研修医、1年目の同期、私の並びで、この他にも上級医が2人、症例提示して下さったシニアレジデントの先生がいらっしゃいました。
この日は毎週1回京都府北部の久美浜病院とWebで繋ぐことで、そこをローテ中の内科専攻医の先生も参加するタイプの開催でした。互いに興味深い症例を共有するといった取り組みが毎日開催されています。
担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント1年次 上原和大