精神科研修
- 2022.09.13
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こんにちは。
初期研修医2年目の杉本です。
暑さが収まる頃となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は音羽病院の初期研修プログラムにおける精神科研修についてお話しします。
初期研修中、どの科をローテーションしていても、日々、臨床の現場に出る中で、精神症状に関わる経験は少なからず存在します。
一方で、精神疾患・精神症状に真正面から向き合う機会はどうしても限られてしまうのが実情です。
そこで、精神科病院で腰を据えて研修を行い、将来心身両面のケアが出来る医師となるための基礎を築くことが、当院プログラムの精神科研修の目標とされています。
研修を行うのは、精神科入院治療を行なっている醍醐病院になります。音羽病院からは、自転車→地下鉄→徒歩で約30分程度です。
期間は4週間で、初日に院長先生よりガイダンス、精神科領域での医療面接及び精神科薬物療法についてのレクチャーが行われます。以降は、午前中は外来研修、午後は病棟(主に担当患者さんの診療)といった形で進んでいきます。
研修の中では、生活歴及び現病歴など、現症の正確な把握に重点が置かれていて、外来研修、および担当患者さんの診療を通じて多くの経験を積むことができます。
特に外来に関しては、診察の前後の時間を使い、患者さんの病歴や治療歴を教えていただいたり、治療方針の変更等に対する疑問点について詳細に教えていただけます。
また、数多くの薬剤がある精神科領域ですが、研修開始時に大枠のレクチャーをいただいた上で、それぞれの患者さんにおける薬物治療の効果や薬剤調整の影響、副作用の出現を4週間に渡って診ていくことで、とても理解が深まりました。
こちらの写真は医局にある参考図書・映像資料の一部です。諸般の事情で写しきれなかったものを含めると、勉強や調べ物を行う上では必要十分以上の資料があります。
以上、精神科研修についてご紹介しました。更に聞きたいことなどありましたら、病院見学の際に遠慮なく質問してくださいね。
担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント2年次 杉本明生