勉強するときに使っているデータベース

勉強するときに使っているデータベース

京都も肌寒くなってきました。
スクラブの上に白衣を羽織る同期も増えてきた今日この頃です。

今日は音羽病院の研修医が勉強するときに使っているデータベースについてご紹介します。

■Up to Date
言わずと知れた「エビデンスに基づく臨床意思決定支援ツール」。2022年度から医局全体で使えるようになりました。診断から治療まで詳しく載っているので、疑問があればまずはUp to Dateを見ます。英語でしかも内容が細分化されており、全部目を通すのは大変なので、まずはSummary & recommendationを読むのがおすすめです。

医書.jp
日本語の雑誌の全文PDFが載っています。「誤嚥性肺炎と誤嚥性肺臓炎の違い」「下肢虚血の診断に必要な検査」といった具体的なテーマごとにまとめられているページが見つかるので、ささっと調べたいときにおすすめです。

■ProQuest Medical Database
外国雑誌の全文PDFが利用できます。外国雑誌約1,900タイトルが読めます!

■メディカルオンライン
国内雑誌・学会誌の全文PDFが閲覧可能です。

■Procedures Consult
手技について、動画とアニメーションでわかりやすく解説したデータベースです。静脈ルート穿
刺から腰椎穿刺、CVカテーテル挿入まで、解剖や器具、手技の流れを一通り学ぶことができます。

■その他の契約雑誌
The BMJ, Cancer, Brainなどの病院で個別に契約している電子ジャーナルがあります。

■図書館
内科・救急などの教科書や、冊子体の雑誌がおいてあります。24時間利用可能で、自習室もあります。(國分さんのブログ参照)

個人的には、オンラインではUp to date、医書.jpで調べ物をし、図書館でレジデントノート(研修医向けの月刊誌。救急の動き方・エコーの当て方・X線読影などマストな内容がやさしく説明されている)を借りることが多いです。また図書館でNEJMの表紙を見てみたりします。
他にも、歴代研修医の置き土産の教科書が医局の本棚いっぱいにあったり、ローテ先の指導医が教科書や論文を机の上においていってくださったり、同期と本を貸し借りしたり…などと、資料が沢山あります。

このように洛和会音羽病院では、勉強ツールが豊富に揃っていますよ!!!