地域医療研修(青森県)

地域医療研修(青森県)

こんにちは。初期研修医2年目のSです。
新しい年が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

私は年明けから地域医療研修で青森県の下北半島にある東通村に滞在しています。
前々回のブログで北海道での地域医療研修の紹介があったので、今回は私が来ている東通村診療所での地域医療研修についてご紹介します。

東通村診療所は19床の入院病床を有する診療所で、老健施設も併設しています。
研修医は多くの場合は2~3人が全国の各病院から来ているようです。日々の業務での相談や、業務外で遊びにいったりと、貴重な存在です。

研修の内容ですが、日々外来および病棟業務を行いつつ、週に1回ほど産業医や訪問診療に同行します。メインとなるのは外来で、午前・午後に自分のブースを持って外来を担当します。その間に救急搬送があれば担当します。

個人的には、高血圧、糖尿病、脂質異常症の治療について非常に勉強になっています。というのも、これらの疾患を抱える人の定期受診が多く、コントロールが上手くいってない場合、次の一手をどうするか、自身で調べ、考え、方針を決めた上で指導医とディスカッションする機会が豊富にあるからです。

また、この時期に青森は寒くて辛いんじゃないか、という声もあると思います。
冒頭の写真は当診療所の研修医寮なのですが、雪が降り積もっており、寒いのは間違いないです。ただ、診療所内や寮の中は暖かく半袖でも快適に過ごせますし、移動はほぼ車で、車も貸してもらえるので、それほど困りません。

最後に、あえてこの時期に来るメリットをいくつか紹介して終わりにしたいと思います。

  1. 2年目の終盤であり、出来ることが多く、救急対応にもこれまでの経験を活かせる。
  2. 他の病院から来る研修医も多くは2年目で、刺激(焦り?)を受けられる。悩んだ症例について話し合う中で勉強になることが多くある。(病院によってアプローチ方法が違うことが多々あります)
  3. 後期研修プログラムの選定や病院見学、応募に支障がない。
  4. ウインタースポーツを満喫できる。

下の写真は、①樹氷の中を滑れる八甲田ロープウェイスキー場、②診療所から40分ほどの距離にある、全国的にも珍しい海に向かって滑れる釜臥山スキー場です。

地域医療研修(青森県)①八甲田ロープウェイスキー場

地域医療研修(青森県)②釜臥山スキー場

担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント2年次 S