ねぶた祭りでの跳人の経験(地域医療研修)

ねぶた祭りでの跳人の経験(地域医療研修)

こんにちは、研修医2年次の若山です。

今回は音羽病院の地域医療研修をご紹介したいと思います。

当院の地域医療研修は、北海道もしくは青森県で4週間研修をするプログラムとなっています。
府内で地域医療研修を行う臨床研修病院も多いので、当院のプログラムの推しポイントのひとつです。

僕は7月16日から4週間、青森県東通村にある東通村診療所で研修させていただきました。
東通村は下北半島の北端にある村で、人口5000人ほどの小さな村です。漁業が盛んで、夏はウニやホタテ、冬はイカなどが獲れる自然豊かなところです。

今年の夏は異常に暑かったですね。
音羽病院のある京都市は盆地に位置するので、暑すぎて外なんて出れる状態ではありません。僕も京都の暑さにやられ、少し夏バテ気味になっていました。

夏の青森、さぞかし涼しくて過ごしやすくて、夏でも時々長袖で…と胸を躍らせながら新幹線に乗って行ったんですが、京都と変わらへんやん!!
ただ例年はもっと涼しいようで、皆さん口を揃えて「今年の夏は異常に暑い」とおっしゃっており温暖化?を肌で感じることができました。

診療所での研修でもその暑さを実感することとなりました。
訪問診療では30度を超す暑さなのにストーブを焚いていたというお家も!(普段であれば15℃程度の日もありストーブが要る時もあるそうです)
土地柄上、クーラーがない家も多く、暑さで高齢者の方が熱中症で倒れてしまわないためにも訪問診療や診療所の存在が重要であるとわかりました。

また暑さからか、例年より虫刺されによる受診が多いようでした。毎日のように蜂やアブに刺された患者さんを診ており、ついには自分自身も研修医寮にいた蜂に刺され、受診するハメに。痛みと傷の経過を、身を持って学ぶことができました…。

そして、青森の夏といえばやっぱり『ねぶた』ですよね!
今年は4年ぶりの大規模開催で、なんと東北電力さんのご厚意で跳人(ハネト)として参加させていただくことができました!!
参加した人にしか味わえない熱狂は一生の思い出となりました。

普段の研修生活でも学ぶことはたくさんありますが、急性期病院を離れてみて初めて気づくことも多かったです。

4週間で得た経験を活かし、残り半年ほどの研修生活をさらに有意義なものにしようと思っています。

担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント2年次 若山佑豪