本年8月に洛和会音羽リハビリテーション病院のテラス棟がオープンしました。この棟には医療介護サービスセンターが新設され、入院中から在宅復帰後まで、これまで以上に充実したリハビリの提供が可能となりました。地域の方の健康維持を医療と介護が一体となってサポートし、より良い地域包括ケアの実現を目指します。
医療介護サービスセンター 1F
テラス棟が完成し、新たに4つの介護サービス事業所が加わることで切れ目のないサポートが可能となりました。退院後から安心して住み慣れた地域での生活に戻れるよう、また病気や障がいがあってもその人らしい暮らしを続けられるように、治療・療養・地域・社会をつなぎます。
居宅介護支援事業所
利用者さんとご家族のご希望や生活環境に合わせたより良いケアプランを提案します。
訪問看護ステーション
主治医と連携し心のこもった看護とリハビリテーションでご自宅での療養生活をサポートします。
ヘルパーステーション(訪問看護)
食事・入浴・排せつの介助や、調理・掃除・洗濯・買い物など日常生活全般を支援します。
※自費サービスも行っています。
コグニバイクでトレーニング
当事業所の特長は、医師による診察やリハビリテーション指示があることで、安全かつ効果的なリハビリテーションが提供できることです。また、コグニバイクという全身持久力訓練と脳トレを同時にできるマシンを導入しています。ペダルをこぎながらタッチパネルで問題に回答し、ゲーム感覚で、楽しく継続的に、認知症予防に取り組むことができます。
私たちは、利用者さんをはじめ、ケアマネジャーや院内スタッフも気軽に相談しやすい事業所を目指しています。お気軽にご相談ください!
リハビリテーションスペースを拡大し、新しい機器を導入しました!
通所リハビリテーションを含めたテラス棟リハビリセンターと、既存棟のリハビリセンターを合わせると、リハビリスペースはこれまでの約2倍! 広く快適な空間で行う当院のリハビリは、苦しいものではなく“楽しいもの”! 新しい機器を使ってわくわくするようなリハビリの提供を目指しています。
エアーコンプレッサーによる免荷方式を採用。各種バランス運動訓練や体幹のサポート、座位からの立ち上がり訓練など幅広く対応でき、重度の介助が必要な方や荷重制限がある方、支持性の悪い方も、安全に起立や歩行練習などを行えます。
立位が難しい方にも安全な“座位によるリハビリ”、認知機能と運動機能を同時に鍛える“二重課題トレーニング”など、仮想実現システムを活用しながら個々に適した負荷レベルでリハビリを提供します。
この一台で歩行訓練・階段訓練・坂道歩行訓練が可能。在宅環境や身体機能に合わせて効果的なトレーニングができます。
上肢運動機能障害を持つ方を対象に、電気・振動刺激を併用しながら、上肢の自動運動をサポート。食事動作や衣服の着脱など日常生活に必要な動作を想定した訓練に使用します。
空気圧技術により、常に一定の抵抗で安全かつ最適な運動が可能。筋力強化、すばやい動きのエクササイズ、協調性運動、有酸素運動など目的に応じたメニューでトレーニングできます。
職員の満足度UP!職員専用スペース 2F
質の高いケアを実現するため、業務のON-OFFを切り替えられるよう職員の働きやすい環境を整えました。
快適性と健康性を意識し、自然光を取り入れたリラックスできる空間となっています。壁面には職員から募集した写真を使用したアートを飾っています。
パウダールーム
女性更衣室には広々としたパウダールームを備え、身だしなみを整える時間も快適に。また、職員なら誰でも使用可能な個室の更衣室を2室設置しました。
人と人がつながるコミュニティスペース“らくまちテラス“ 1F
地域交流スペース“らくまちテラス”は、洛和会のイベントはもちろん、地域の方がイベントや研修など多目的に活用することができます。職員や患者さん、地域の皆さんがつながり交流が生まれる場所、そして、誰もが気軽に訪れ、くつろげる空間であることを目指しています。
7月27日に内覧会を開催。らくまちテラス最初のイベントとして、当会理事長矢野裕典をはじめとする地元老舗企業の若手リーダー3人によるトークセッションを行いました。
楽しみのある場所を目指して
この場所を地域のコミュニティの一つとして活用していただける空間にしていきたいと思っています。そして、患者さんや地域の方が人生の最期まで充実した日々を過ごせるよう支援していきたいと思います。
公開日時 : 2024年12月13日 (金)