あきらめないで子どもの歯科治療 ~全身麻酔を併用した歯科治療~

あきらめないで子どもの歯科治療 ~全身麻酔を併用した歯科治療~


洛和会音羽病院 歯科麻酔科
診療副部長 兼 部長代理 中尾 晶子(なかお あきこ)
※写真左側

専門分野

歯科麻酔学、障害者歯科、有病者歯科、口腔ケア

専門医認定・資格など

日本歯科麻酔学会認定医/専門医/代議員
日本口腔ケア学会評議員
日本有病者歯科医療学会認定医
がん患者歯科医療連携登録歯科医
臨床研修指導医
インフェクションコントロールドクター(ICD)

「障がいがあるため長時間お口を開けることができない」「幼いため怖くて泣いてしまう」などで、歯科治療は無理だとあきらめていませんか?洛和会音羽病院歯科麻酔科ではこのようなお子さんに安心して歯科治療を受けていただけるよう、全身麻酔を併用して治療を行っています。

乳歯の治療って必要?

「乳歯は生え変わるからむし歯の治療をしなくてもいいですか?」という質問を受けることがあります。乳歯のむし歯は進行が速いのが特徴です。痛みがないからと放っておくと強い痛み・歯茎の腫れ・発熱などの症状が現れることがあります。また乳歯のむし歯は次に生えてくる永久歯や歯並びに影響することが知られています。適切な時期に適切な治療を受けることが大切です。

全身麻酔下歯科治療の対象

・障がいがあるお子さん(自閉症、精神発達遅滞、脳性まひ など)
・歯科治療に対する協力が困難なお子さん

治療の流れ

初回は問診と全身麻酔前の検査(血液検査・心電図検査・胸部レントゲン撮影)を行います。2回目以降に全身麻酔を併用して治療を行います。
初めての環境に不安を強く感じるお子さん、こだわりが強く新しい環境の受け入れが困難なお子さん、病院の中に入ってくることさえ怖いと感じるお子さんなどさまざまです。問診時にご家族からお子さんの好きなものやご家庭での様子などをお伺いし、一人一人に合った治療環境を整えるように努めています。

患者さんへのメッセージ

歯科麻酔科がある病院は全国的にまだまだ少ない状況です。特に地方では歯科麻酔科医の人員・設備が整った施設が不足しています。洛和会音羽病院では、歯科治療を受けることができず困っておられる方に安心して治療を受けていただけるよう、日本歯科麻酔学会専門医、認定歯科衛生士、看護師がチームで診療にあたっています。お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

洛和会音羽病院 歯科麻酔科

保育のはなしカテゴリの最新記事

会報誌らくわ

地域の医療機関と洛和会ヘルスケアシステムをつなぐ会報誌

地域の医療機関と洛和会ヘルスケアシステムをつなぐ会報誌「季刊らくわ」

「会報誌らくわ」2024年4月号(2024年4月1日発行)

洛和会ヘルスケアシステムのSDGs

洛和会ヘルスケアシステムのSDGs

洛和会理事長のメッセージ

洛和会ヘルスケアシステム 理事長 矢野裕典からのメッセージ

洛和会SNS公式アカウント