質の高い練習と強肩で世界へ挑む
洛和会京都健診センター
田中 航平(たなか こうへい)
経歴
兵庫県播磨町出身。小学生の頃から軟式野球を始め、高校でソフトボールに出会う。2019(平成31)年、洛和会ヘルスケアシステム 洛和会京都健診センターに新卒で入職。社会人ソフトボールチーム「京都サンファニー」所属。U23(23歳以下)の世界大会を目指して活動している。
実績
全国高校男子選抜大会 準優勝(2013年・2014年)
国民体育大会 ベスト8(2013年・2014年)
インターハイ(高校総体/全日本高校男子選手権大会) 全国ベスト8(2014年)
西日本大学選手権大会 3位(2016年・2017年)
※2019.10.15時点
運命の出会い
小学生のとき、少年チームの監督に声を掛けられたことがきっかけで軟式野球を始めました。中学で入った野球部も強くて、高校はスポーツ推薦が決まっていたんです。ところが肘を骨折して、その話がなくなってしまって…。違う高校に入学することになりました。もちろん野球部に入ろうと思っていたのですが、たまたまソフトボール部の練習を見学に行ったとき、そのスピード感に圧倒されて。野球に比べて、ベース間の距離が全体的に短いんです。マウンドからキャッチャーまでも近くて、ボールのスピードが落ちない。面白そうだと思って、すぐに入部しました。けがをしたときは後悔ばかりしていましたが、そのおかげでソフトボールに出会うことができたことは、今でも運命だと思っています。
ここに絶対帰ってくる。
入部したソフトボール部も強いチームで、1年生の夏に出場したインターハイで全国ベスト8になりました。そのときはDP(指名打者)としてバッターボックスに入ったのですが、試合に負けたとき「もう一度この場所に帰って来たい!」と心の底から思いました。
高校2年生から、監督の勧めで内野手からキャッチャーになりました。肩が強いことも私の武器の一つです。それから、厳しい練習を乗り越え、3年の春には全国選抜の決勝へ。仲間にも恵まれ、自分で言うのもなんですが、本当に強いチームでした。
人生初のコールド負け
ところが、結果は春夏連覇がかかった相手チームにコールド負け。実力に差がありすぎて全く歯が立ちませんでした。打たれ続けて試合が終わらないという初めての経験で、頭の中が真っ白でした。強い強いと言われて、おごっていた部分もあったと思います。自信を持つことも大切ですが、てんぐになっていた自分たちを少し反省しました。
数ではなく、質が大切
高校卒業後は、スポーツ推薦で同志社大学へ入学。周りはすごい選手ばかりで、「負けたくない」の一心でがむしゃらにバットを振り続けました。そんな時、先輩から「どれだけ頑張ったかよりも、どう頑張って結果を出すかが大切だ」と言われたんです。数をこなすのではなく、試練の質を上げろ、と。それまではどこかで「こんなに頑張っているんだから」という気持ちがありました。でも、結果が出ないときは何かが足りていないんですよね。“とりあえず“やるだけではダメだと学びました。
仕事にも質を求めて
仕事も同じで、頑張るのは当たり前ですよね。その頑張りに「質」が伴っていないといけない。4月から配属された洛和会京都健診センターでは営業を担当していますが、やっぱりやみくもに頑張ってもダメなんです。先方のご要望をしっかりお聞きしたうえで提案し、健診を実施して、喜んでいただいたときは充実感で満たされます。責任ある社会人なのでしんどいこともありますが、そんなときは学生時代の練習を思い出すんです。「あんなに厳しい練習をやりきったんだから、大丈夫」って、大体のことはこれで乗り切れます(笑)。
目指すは世界の大舞台
今の目標はU23の世界大会に出場することです。2020年の6月に行われる選考会で日本代表メンバーに選ばれるよう、社会人チームで頑張っています。平日は仕事、週末と祝日は練習で忙しい毎日ですが、今、自分にしかできないことを精いっぱい楽しみたいと思います。
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