テニスから得たすべてをクリニックで生かす
丸太町リハビリテーションクリニック リハビリテーション部 理学療法士
板倉 良太朗 (いたくら りょうたろう)
経歴
島根県出身。小学2年生からテニスを始める。中学時代には中国地区ベスト8。高校でインターハイや国民体育大会全国大会に出場。日本体育大学へ入学し、競技者として活躍しながら、アスレティックトレーナーを目指す。大学卒業後、理学療法士を目指し3年間専門学校へ。
2022年4月 洛和会ヘルスケアシステムに入職。
実績
2012~2014年 インターハイ出場
2014年 国民体育大会全国大会 少年の部 出場
2015年 2016年 2020年 国民体育大会 全国大会出場
2018年 2019年 国民体育大会 全国大会ベスト16
※2022.6.23時点
競技生活のスタート
父が昔テニスをやっており、兄や同級生が始めたのがきっかけで、小学2年生のときに私もテニスを始めました。“ゲームは買わない”という親の方針からスポーツに打ち込むようになり、テニスを中心に、水泳や体操、野球も同時期にやっていました。
できることはすべてやりたい
負けず嫌いで「誰よりも練習する」をモットーに、選手として「強くなるために何をすべきか」を常に考えてきました。
強くなるには客観的に自分を知る必要があると考え、試合終了後、次への糧にするため、対戦相手に自分のプレーについて長所や難点など意見を聞きに行くことも。
何でも没頭すると主観的になりがちですが、客観的視点を持ち続けるために、仕事においても「先輩はこういう時どう考えているのか」「どの本で勉強しているのか」など積極的に自分から質問しています。
相手の状態を感じ取ることが接遇力につながる
テニスのおもしろさは頭を使うところ。球が速いとか足が速いだけでは勝てないし、球が速くなくても勝つ方法がある。相手の表情や性格を読んで、それに合わせて戦略を練ることも楽しく、魅力を感じます。
そのトレーニングが現在の仕事にも生かされていると感じます。患者さんの表情などを観察し、会話をしながら、その方の性格やその日の体調を汲み取り、接し方を工夫しています。
理学療法士を目指したきっかけは?
ありがたいことに僕自身はケガの経験が少なかったのですが、ケガをしている選手から相談を受けたり、痛みに耐えながら競技に挑む姿を見たりするうちに、「何とかしたい」「思い切りプレーしてもらいたい」と思うようになりました。
選手の競技生活というのは短く、その貴重さを身を持って知っているので、ケガをした選手には一日でも早く復帰してもらいたい。また、ケガの時期をマイナスなイメージで終わってほしくないので、精神面も含め全力でサポートしたいです。
仕事のやりがい
臨床時間は1回につき40分しかありませんが、その中でも「先週より良くなった」と言われるとうれしいです。「何をするにも腰が痛い」など、どこか痛いところがあるだけで、一日中その不快感が気になり、生活の質に影響が出てしまいます。
その不快感を100%に近いぐらい取り除ける理学療法士になりたいです。そういう意味では、患者さんの生活をガラッと好転できる可能性のある仕事だと思っています。
今、身に付けたい力
理学療法士として実際に働き始めて、痛感しているのが“説明する力”の重要性です。特にスポーツで体を痛めた中高生たちにとっては「いつ治るのか」「このリハビリハビリテーションやトレーニングに意味があるのか」が知りたいところ。適切なプログラムで指導したとしても、その必要性を信じて実行してもらわなくては、治るものも治りません。
やる気にさせるのは私たちの仕事と思っているので、利用者さん・患者さんと信頼関係を築き、良い方向へ後押しするためにも、説明力を身に付けたいです。
今の自分はまだまだ知識や技術が足りず、スポーツでいうと初心者。早く先輩に追いつき、そして追い越したい。勉強すべきことが山ほどあります。
当会で実現したい目標は?
日本一を目指したいですね。それは“自分が”という意味ではなく、“丸太町リハビリテーションクリニックが”です。誰もが“ここは良いクリニックだ”と思うようなクリニックを目指したい。森原院長の目指す“日本一”に、プラスになる存在になりたいと思っています。
やるなら1位を目指す。初めからベスト16を目標にするのではなく、目指すのはあくまで日本一です。
そのために、誰よりも勉強し、技術的にも先輩に追いつき追い越せるよう、日々頑張ります!
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