医療の最前線に立ち、臨床の現場で患者さんと向き合いながら病院運営の根幹にも携わる要職「副院長」「院長補佐」。洛和会ヘルスケアシステム5病院に在任する12名の副院長・院長補佐を、病院と患者さんを支える「ささえびと」と題した連載企画で紹介してまいります。
第1回となる今回は、洛和会丸太町病院の副院長二人です。
飯沼昌二副院長
無駄を省き、患者さんの気持ちに寄り添う
普段から診断や治療、検査、通院日数などすべてにおいて、できる限り患者さんに負担を掛けないよう意識しています。内視鏡の治療も、極力少ない回数で完結できるように。患者さんやご家族に説明をする際に気を付けているのは、専門用語を避けて、分かりやすく、要点をしっかり伝えること。消化器がんの患者さんもいらっしゃるので、気持ちに寄り添うことを大切にしています。
患者さんと職員のために
当院では、産業医のほか、医療安全管理委員会、労働安全衛生委員会、臨床倫理委員会の委員長を務めており、患者さんはもちろん、職員の健康と安全に貢献できればと思っています。
大きすぎない病院なので、診療科の壁がなく、医師同士のコミュニケーションが取りやすいのも当院の強みです。生理検査やCTのスタッフも臨機応変に対応してくれ、本当に助かっています。総合診療科を中心に若いドクターが多く在籍しており、医局、そして病院全体に活気があるのも特長です。皆が働きやすい環境の整備も任務の一つなので、病院、そして患者さんのためにこれからも注力していきます。
原田智久副院長
人を助ける仕事がしたい
医師になりたいと思ったきっかけは、高校時代の後輩からの一言でした。同じように医師を目指す女の子でしたが、どうして医師になりたいのか聞かれたとき、「金儲け」なんて答えるのかなと思ったら、「人を助けられたらすてきですよね」と真面目に答えたのが衝撃的でした。私の中ではその答えが医師になる原動力になりました。
頼りにしてくれる患者さんや仲間が支えてくれる
患者さんの人生がかかっている責任重大な仕事ですが、人から頼りにされることで困難以上のやりがいを感じます。私を頼って紹介してくれた院外の先生や来てくれた患者さんから、術後に「手術して良かった」と言ってもらえると本当にうれしく思います。若い医師が集まってくれたり、他の医療機関などから講演や手術の依頼が来たりすることが仕事のモチベーションを支えてくれます。
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公開日時 : 2022年12月28日 (水)