医療の最前線に立ち、臨床の現場で患者さんと向き合いながら病院運営の根幹にも携わる要職「副院長」「院長補佐」。洛和会ヘルスケアシステム5病院に在任する12名の副院長・院長補佐を、病院と患者さんを支える「ささえびと」と題した連載企画で紹介してまいります。
第2回となる今回は、洛和会音羽病院の副院長二人です。
一瀬増太郎副院長
一瀬 増太郎(いちのせ ますたろう)
専門医認定・資格など
●日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医
●日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医/指導医
●日本がん治療認定医機構がん治療認定医
●日本胸部外科学会認定医
●日本外科学会外科専門医
●臨床研修指導医
●近畿外科学会評議員
●医学博士
患者さんに寄り添った医療を
呼吸器外科医として、主に肺がんなど呼吸器疾患に対する外科治療を担っています。ガイドラインに基づいて治療方針を検討し、実施することはもちろんですが、患者さんお一人お一人の体力、基礎疾患、家庭環境、職場環境、人生観などを考慮して、治療方針を考えたいと思っています。また、より良い治療を選択してもらうために、分かりやすい説明を心掛けています。少しでも患者さんに寄り添った医療をできればと思っています。
院長とともに一歩ずつ前へ
副院長としては、主に医療安全を担当しています。患者さんの病を治し、命を救うための医療は、リスクとも背中合わせです。より安全な医療を提供できるように、病院環境を改善するための力になりたいと考えています。また、山科と近隣地域の方により良い医療を提供できる病院になれるように、院長とともに一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。職員にとって安全で働きやすい環境を構築することが、患者さんの安全を守ることにもなると考えています。
仲俣岳晴副院長
骨軟部腫瘍センター 所長
手術センター
仲俣 岳晴(なかまた たけはる)
専門分野
骨・軟部腫瘍
専門医認定・資格など
●日本整形外科学会整形外科専門医/認定脊椎脊髄病医
●日本整形外科学会認定骨軟部腫瘍医
●中部日本整形外科災害外科学会(評議員)
●日本がん治療認定医機構がん治療認定医
●臨床研修指導医
●医学博士
患者さんが納得できる医療を
子どもの頃、膝が痛くて某整形外科を受診した際、軽症だからと簡単に扱われたように感じたことがあります。今から考えれば医学的には全く正しいことを言われたのですが、その時のもやもやした気持ちはよく覚えています。その経験から、患者さんの目をよく見て、十分納得していただける診療を行うことが大切だと考えています。
風通しの良い職場づくり
副院長の役割として、一人一人が互いに尊重し合い、率直に意見交換ができるような、風通しの良い職場環境を実現したいと思っています。そのためにも、手術室運営をはじめ、業務全般の流れを整理し、スムーズに仕事ができる体制づくりの一端を担えればと考えています。また、近隣の医療機関との連携も大切にしていきたいと思います。
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公開日時 : 2023年01月10日 (火)