アスリート voice【チームの中で力を発揮できる理学療法士に|川谷 一真(かわたに かずま)|丸太町リハビリテーションクリニック】

アスリート voice【チームの中で力を発揮できる理学療法士に|川谷 一真(かわたに かずま)|丸太町リハビリテーションクリニック】

チームの中で力を発揮できる理学療法士に

丸太町リハビリテーションクリニック リハビリテーション部 理学療法士
川谷 一真(かわたに かずま)

経歴

京都市出身。小学2年生から野球を始め、大学2年生の春まで競技者として活躍。
その後、大学で理学療法士の資格を取得し、2022年4月洛和会ヘルスケアシステムに入職。

野球との出会い


野球をやっていた父の影響で、小さな頃から公園でキャッチボールするなど、身近に野球がある環境でした。小学2年生の時に近所の少年野球チームに入り、競技生活がスタート。平日2日と土・日曜日の週4日は練習に励んでいました。当初はコーチの厳しさとハードな練習についていくだけで精一杯でしたが、高学年になるにつれて次第に練習も面白く感じるようになり、野球にのめり込んでいきました。

野球から得たもの

野球の魅力は“チームプレー”にあると思います。投球一つとっても、相手の取りやすいボールを投げる。続けるうちに「目配り・気配り・心配り」が自然に身に付いたように思います。ハードな練習によりメンタルも強くなりましたが、それでもしんどい時は仲間と励まし合い、支え合うことで乗り越えてきました。それらのことが、チーム医療を大切にしている職場で欠かせない、他のスタッフとの連携にも役立っているように思います。

野球漬けの日々から理学療法士へ

プロ野球選手になるのが夢でしたが、次第に現実を知り、実現は難しいと自分で感じるようになりました。同時に、「何か人のためになる仕事」をしたいと思うようになっていました。
ちょうどその頃、自分の高校へチームドクターとして外部機関から理学療法士の先生が来られていて、ケガで苦しむチームメイトにリハビリの提供やアドバイスをする様子を見て、「これだ!」と思いました。これまでの経験を生かしながら、スポーツ選手のサポートができる理学療法士こそ自分が目指す道だと直感し、野球をしながら理学療法士を目指せる大学へ進みました。

理学療法士という仕事を始めて

日中は主に膝・股関節疾患の方や、人工関節手術を受けた方など比較的年配の患者さんを、夕方からは小学生から社会人までスポーツ選手のリハビリを担当しています。理学療法士の資格取得の際に経験した実習とは異なり、“自分の担当の患者さんを持つ”ことに責任の重さを感じます。
自分が選手から選手をサポートする側になり“選手を客観的に見る”という視点で関わることが、想像していたより難しく、また面白くもあり、とても勉強になります。また、“選手の気持ちが分かる”という点でも、野球をやってきたことが仕事に生かせていると感じます。
自分の施術により、患者さんの痛みが取れたり、改善したり、「先生のおかげで良くなりました!」と言ってもらえたときは本当にうれしく、やりがいを感じますね。
1年目とはいえ、理学療法士として仕事している以上、患者さんに納得してもらえるリハビリを提供しなくてはなりません。そのためにもっと医療の知識や技術を向上させたいので、これからも努力し続けていきます。

今後の目標と展望

クリニック全体のレベルはとても高く、理学療法士として長年活躍している方や学会で研究発表している方などがたくさんおられ、毎日いい刺激を受けられる、とても恵まれた環境で仕事をさせてもらっています。先輩方は時に優しく、時に厳しく私のことを考えて指導してくださり、後輩育成への熱い思いが伝わってきます。その思いに応えられるようにしっかり吸収し、理学療法士として成長したいです。
将来的には高校などに出張して選手のサポートをするなど、実際にスポーツの現場に出て活躍したいですね。それと、学会で野球やスポーツに関する研究も発表できればと考えています。
ここで頂いたチャンスをものにして、自分自身も活躍の場を広げていきたいと思っています。

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