グラム染色(オリエンテーション第4弾)

グラム染色(オリエンテーション第4弾)

はじめまして。
初期研修医1年目の國分杏奈と申します。

おそらく5回生の皆さんはマッチングが視野に入ってきた頃、6回生のみなさんはマッチングがいよいよ目前に迫りつつあり、実習などがあって時間が限られている中でどうやって病院見学に行って病院選びをしよう、候補は決めているけれど第一志望をどこにしようかなといろいろ日々悩まれながら過ごしている時期ではないでしょうか。

さて、今回は、グラム染色実習について少しご紹介します。
と、その前に。当院では4月にじっくりと2週間オリエンテーションがあります。
2年目の先生にシャドーイングをするかたちでカルテの使い方、指示出し、処方、検査、看護師さんやコメディカルの方々とのコミュニケーションなどについて、実践練習を重ねてから最初のローテに臨むことができます。そのオリエンテーション期間に行われる様々な実習やレクチャーの一つとしてグラム染色実習も含まれています。細菌検査室でみっちり2時間ほど染色・検鏡の練習をしたり、細菌検査室の業務内容などについて学びました。

当院はER内にグラム染色ができるブースがあります。
ERではその場で、病棟であれば検体を持ってきて、研修医が染色・検鏡しアセスメントするまでを基本的に自分で行っています。その後、上級医や専攻医の先生に供覧していただき、ディスカッションしながら、治療方針の決定・変更や治療効果判定を行います。

グラム染色(オリエンテーション第4弾)

私は今、最初の感染症科ローテが始まったばかりですが、やはりグラム染色をする機会が多く、実習で得た知識と経験がとても役に立っています。培養・同定検査結果、薬剤感受性結果などについて、検査室へ直接聞きに伺うこともあり、日々とてもお世話になっています。

また、オリエンテーション期間の実習は研修医として必須のスキルが身につくだけでなく、今後お世話になる方々に顔と名前を知ってもらうという大切な意義もあります。実習のおかげで、いろんな人とお話しする機会があり、名前まですぐにとはいかないまでも、顔は覚えていただけたんじゃないかなという実感があります。次にお会いした時に、「先日は…」「あの時は…」といった感じでお話しすることができるので、実習を通してたくさんの人にあいさつをして、知り合う機会が得られたことはとてもよかったと感じています。
迷惑は多々かけてしまっていますが、いろいろな人が支え、見守ってくださるおかげで、のびのびと仕事ができています。

当院での研修に少しでも興味を持っていただけたならぜひ一度見学にお越しください
また、すでに見学に来られたことのある方も、追加で聞いてみたいこと見てみたいことがあればぜひ2回目以降の見学もご検討ください。

そして、見学にお越しの際はぜひお話しましょう!

担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント1年次 國分杏奈