京都医学会での受賞と緩和ケア内科

京都医学会での受賞と緩和ケア内科

急にめっきりと寒くなりましたがいかがお過ごしでしょうか。2年目研修医の岩田です。

今年9月に酒井くんが京都医学会のブログを載せてくれていましたが、ありがたいことに、その学会で研修医優秀発表2位をいただきました。

緩和ケア内科研修中に担当した、肺癌StageⅣが背景にACP(Advance Care Planning)を行い、早急な意思決定が必要だった症例について発表させていただきました。
治療期から終末期への移行のケアには困難が伴い、特に終末期に積極的治療を行うことはQOL・予後を低下させる可能性あるため、Surprise Question等を用いて適切な時期からのACPが必要であるという内容でした。

この担当症例でも、麻薬性鎮痛薬などの内服調整、皮下投与への置換、在宅移行に際しての家族・往診医・薬局など各方面との情報伝達をバックアップしていただいたオーベンの山代先生には大変感謝をしております。

音羽病院には緩和ケア病棟があり、加えて京都に10名程しかいない緩和医療専門医の内の2名がおられ、かつ腫瘍内科・各科専門科が備わっていますので、緩和医療や悪性腫瘍に興味を持っている方にとっても魅力的な環境だと思います。

写真:
右側が緩和ケア内科部長の山代先生です。
左側が当直明けで眠そうな筆者です。
下はその賞状です。

担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント2年次 岩田啓吾