東通村診療所での研修

東通村診療所での研修

こんにちは!洛和会音羽病院研修医の石橋です。

今回は地域研修での生活についてご紹介させていただきます。
前回、若山君が同様の記事を書いていましたが、今回はまた少し違った角度からご紹介できればと思います。

僕は8/14から4週間、東通村診療所で研修させていただきました。
皆さん、東通村診療所はどこにあるのか知っていますか? 青森県の下北半島(右側の方)の真ん中ぐらい?にあります。

東通村診療所での研修

新幹線で八戸まで行き、そこから1時間30分ほど電車に揺られると最寄り駅の下北駅に辿り着きます。
今年の青森は例年になく暑かったそうですが、それでも京都よりは少し涼しく過ごしやすい気候でした。

東通村での研修は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの定期受診や風邪症状、蜂刺されなどの臨時受診の患者さんを診る外来業務が中心でした。
東通村診療所では全国でも数少ない有床診療所で入院した担当患者さんの病棟業務も行いました。

1カ月間の東通村診療所での研修は普段とは異なる環境で毎日新たな気付きがあり、他の病院から来た研修医もいてとても刺激になりました。
外来診療では蜂刺されで受診される方がとても多く、毎日のように蜂刺されで患者さんが来られていました。アナフィラキシーや全身に蕁麻疹がでている方、局所の腫脹のみの方など、様々な重症度の患者さんを診療させていただきました。

また、ハチ抗体陽性でエピペン処方につなげた患者さんもおられました。音羽病院ではほとんど蜂刺されの患者さんを診療したことはありませんでしたが、今年は暑さのためか東通村では例年になく蜂刺されが多いようでした。

他にも僕が直接対応した患者さんではないですが、釣り針が刺さった患者さんやエイに刺された患者さんなど普段働いているところでは経験しない患者さんが来られていたのが印象的でした。

東通村診療所での研修

東通村診療所での研修

外来診療と病棟業務の両方があり比較的忙しい日々を過ごしていましたが、休日には他の研修医とともに青森の綺麗な景色を見に行ったり、おいしい料理を食べたり、温泉に行ったりしたこともいい思い出です。
所長の川原田先生には田名部祭りや青森県立美術館の棟方志功展に連れていっていただき貴重な体験をすることができました。

東通村診療所での研修

東通村診療所での研修

普段とは全く違う環境で1カ月間研修したことはとてもいい経験で、東通村診療所での地域研修は魅力あるプログラムだと思いました。
個人的な感想ですが、青森での生活は最高でした!! 音羽病院では同期の9人の内5人は東通村、4人は北海道で研修を行います。

もしもより詳しい話が聞きたいときは、病院見学に来た際に聞いてくださいね。

担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント2年次 石橋幹也