内視鏡など高性能の医療機器が充実

内視鏡など高性能の医療機器が充実

洛和会音羽病院 消化器内科では、充実した医療機器を使って熟練スタッフが検査を行っており、安心して受診していただけます。今回はそのなかでも2021年に新しく導入した内視鏡システム「EVIS X1」と多目的デジタルエックス線TVシステム「Ultimax-i」をご紹介します。


洛和会音羽病院 消化器内科
部長 栗田 亮(くりた あきら)

専門分野

膵臓、胆道疾患

専門医認定・資格など

日本内科学会認定内科医/指導医
日本消化器病学会専門医/近畿支部評議員
日本消化器内視鏡学会専門医/近畿支部評議員

新しい内視鏡で検査精度を高める


がんの中でも罹患数上位を占める胃や大腸といった消化器がんの早期発見には内視鏡検査が必須です。2020年5月に発売された新しい内視鏡検査システムが「EVIS X1(オリンパス製)」は5つのLEDを使い、良好な色再現性とコントラストを実現。さらに、3種類の特殊光を使い分けることで以下のように、特定の疾患を見つけ、病変の見落としの減少が期待できます。

<用途の違う3種類の特殊光>
NBI(狭帯域光観察)
紫や緑の特殊な光を使い、わずかな変化を見えやすくして詳細な観察を助けます。毛細血管が見やすいので、新しくできた血管が集まりやすいといわれている胃がんなどの発見に役立ちます。
TXI(構造色彩強調機能)
独自の画像処理技術を使って、小さな病変の早期観察に貢献します。表面のでこぼこが見やすく、胃潰瘍などが見つけやすいです。
RDI(赤色光観察)
血管や出血の様子が観察しやすくなり、より安全に内視鏡治療をサポート。ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の際、出血したかどうかなどを知ることができます。

※スイッチひとつで特殊光を選択することができます。

鼻から入れる内視鏡でも高画質で撮影できる

従来、口から入れる内視鏡(経口)に比べて鼻から入れるもの(経鼻)はスコープの径が小さく、撮影範囲が狭くなるため、画面を大きくすると、どうしても解像度が落ちてしまいます。EVIS X1は4K画像での撮影が可能で、以前の世代のモデルと比較すると、経鼻内視鏡の画質は経口と同じくらいにあがっており、検査精度の向上に貢献しています。
また、高倍率光学ズーム搭載した新型のスコープを使用し、精度の高い観察をサポートしています。

内視鏡と併用できるエックス線装置


10月中旬に同院に導入された多目的デジタルエックス線TVシステムで、現在の最上位モデルが「Ultimax-i(キヤノンメディカルシステムズ製)」です。内視鏡検査や手術において、エックス線画像を併用して撮影することで、内視鏡の正確な位置を確認しながら進めることが可能となります。このモデルは被ばくが少なく、従来と比較して65%低減されています。

患者さんの体の負担が少ない

撮影する部分がCアームになっており、患者さんがベッドに横になりながら上下左右に回転することで、安全に多方向からの観察ができます。患者さんは移動が少なくて済み、リスクが少なく、楽な姿勢で画像撮影ができます。大画面モニターで高画質な透視画像が得られ、特に臓器の奥のほうに位置する膵管や胆管に対するERCP検査に高い効果を発揮します。ERCP検査は内視鏡を使って胆道(胆嚢や胆管)・膵管(膵臓の管)に造影剤を注入し、これらの管の状態をエックス線で見る検査です。Ultimax-iを用いると内視鏡が十二指腸を進み、さらに奥にある膵管・胆管の中にカテーテル(細い管)を挿入する様子を撮影することができます。

地域の消化器疾患を治す

今後も洛和会音羽病院 消化器内科では、医療機器などのハード面も駆使しながら、重大疾患の早期発見に努めてまいります。消化器の病気でお困りのことがありましたら、かかりつけ医にご相談のうえ、消化器内科外来までお越しください。

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