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洛和会音羽病院 救命救急センター10周年企画 「地域を支える救急医療」

洛和会音羽病院 救命救急センター10周年企画 「地域を支える救急医療」

洛和会音羽病院 救命救急センター10周年企画 「地域を支える救急医療」

洛和会音羽病院が救命救急センターの指定を受けて、本年4月で10周年を迎えます。三次救急を受け入れる基幹病院としての体制を整えながら、山科近隣の医療機関や住民の方の幅広い救急医療へのニーズにお応えすべく進んできた、この10年間を振り返ります。

2012年3月30日 救命救急センターに指定

近畿圏の民間病院では初めて救命救急センターに指定されました。同センターは複数の診療科の対象となる重症重篤な患者を含む、全ての救急患者に対して「24時間365日体制」で高度な救急医療を担う、「三次救急医療機関」として指定された施設です。

北米型ER体制で対応

救急担当医が専門分野に関わらず、全科の救急疾患に関わり、必要に応じて専門医に引き継ぐ体制を構築しています。軽傷から重傷までさまざまな病態の患者さんに対してトリアージを行って重症度を判定し、優先順位に沿って診察を行っています。

充実の入院・バックアップ体制

2012年5月 救命救急病棟 開設(許可入院患者数:30人)

洛和会音羽病院 救命救急センター・京都ERを受診された救急患者さんを4対1の看護体制※で昼夜問わず受け入れています。必要に応じて、救急やICU(集中治療室)で連携しながら看護を行います。
※患者さん4人に対して看護師1人で看護する体制

2013年10月 SCU病棟 開設(許可入院患者数:12人)

SCU(脳卒中集中治療室)病棟では脳卒中の患者さんに対して、多職種からなる専任の脳卒中チームが、急性期から集中して高度な医療を提供しています。

ICU/CCU(許可入院患者数:12人)

ICUは、診療科を問わず、重症患者さんや体への負担が大きい術後患者さんなどに対して、看護師1人に対して患者さん2人を担当する2対1の看護体制で集中治療を行います。
CCU(冠疾患集中治療室)では心筋梗塞や狭心症などの心疾患の患者さんを集中的に管理します。循環器内科医が24時間365日病院に常駐のうえ、緊急のカテーテル手術にも対応しています。

2015年4月 京都府から災害拠点病院に指定

近隣で災害や事故が発生した場合に、医師・看護師の派遣、患者さんの受け入れ、ほかの地域への応援依頼などの業務を行う地域中核病院が指定されます。

近隣の医療機関との連携

救急患者さんの受け入れ状況や患者さんの状態などによっては、近隣の医療機関に一次救急の対応をお願いすることがあります。それとは逆に病院で迅速な治療が必要な場合は専用のホットラインを使って、ドクターカーを要請していただくことも可能です(原則として医師からの要請のみ)。救急車内から高度な処置を継続して病院へ搬送します。

コロナ禍で救命医療のニーズが急拡大


洛和会音羽病院 救命救急センター・京都ER 副部長
宮前 伸啓(みやまえ のぶひろ)

専門分野

救急・外科

専門医認定・資格など

日本救急医学会救急科専門医
日本外科学会外科専門医
臨床研修指導医
日本DMAT隊員・統括DMAT

先般の第六波で京都市の医療機関では、発熱患者さんの受け入れ不可や入院ベッドの不足などが顕著となりました。現場では発熱した救急患者さんの増加や、PPE(個人防護具)に着替えての専用ブースでの診療など、通常の診療に比べて時間的・物理的な手間が増加し、救急機能を逼迫しました。
一方で当院では診療科・部署をまたいだ多職種の職員が参加する、新型コロナウイルス感染症の対策委員会が立ち上がりました。そこで情報共有や意思決定のルール作りなどを行うことで、スピードをもって対応できる体制を整え、救急患者さんの増加にも対応しています。
開業医の先生におかれましては健康観察中の陽性患者さんの診察やワクチン接種などを行っていただいています。開業医と病院との役割分担がある程度確立されていますが、情報共有には少し課題があるように感じられます。お互いの診療状況が「見える化」されれば、さらにスムーズな連携が可能になることでしょう。
当院は災害拠点病院、三次救急センターです。今後、感染症パンデミックを含め、どういう災害が起きるかはわかりませんが、今回培った連携を基盤として、これからも安定した救急医療を提供できるように心掛けてまいります。

地域の救急を守っていく


洛和会音羽病院 救命救急センター・京都ER 部長 兼 センター長
隅田 靖之(すみだ やすゆき)

専門分野

救急医学

専門医認定・資格など

日本救急医学会救急科専門医
統括DMAT

10周年を迎え、地域における病院の役割は大きく変わりました。病院・開業医などが担う医療と介護、福祉、行政といった地域にお住まいの方を支えるサービスの機能分化が進み、近年はさらにお互いの連携も大切になっています。
当センターでは2019年からは新型コロナウイルス感染症に罹患された患者さんの検査・治療にも注力し、開業医の皆さんとともに地域の救急医療を守るべく連携させていただいています。
今後はさらに救急体制を充実させて、地域に誇れる基幹病院となるよう、努めてまいりますので、何とぞよろしくお願いいたします。

救命救急センター10周年特設ページ

2012年に行政から救命救急センターに指定されてからの歩みや当院の救急医療を支える連携部署をご紹介します。

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