連携で脳疾患の在宅復帰を支援

連携で脳疾患の在宅復帰を支援

脳疾患の患者さんは、在宅復帰までに多くの時間を要します。少しでも早く在宅復帰でき、できる限り元の生活に戻れるよう、急性期の治療・リハビリテーションを行う洛和会音羽病院と回復期リハビリを行う洛和会音羽リハビリテーション病院の職員が連携強化を図っています。

カンファレンスの実施

毎週金曜日に両病院の多職種(医師・看護師・リハビリ職・医療ソーシャルワーカーなど)でカンファレンスを実施し、スムーズな治療・リハビリに向けて検討を重ねています。

連携強化によるメリット

待機時間短縮

治療終了後の患者さんの受け入れ先となる洛和会音羽リハビリテーション病院の師長(看護師)がカンファレンスに参加することで、治療状況の把握ができ、転院にかかる待機期間の短縮が可能になりました。

早期在宅復帰が実現

転院前に治療内容を把握し、院内で共有しておくことで、受け入れ後スムーズにリハビリが進められ、早期在宅復帰を実現しています。

両病院の職員が共通認識をもって患者さんとコミュニケーションを図ることができ、転院に伴う患者さんの不安軽減と切れ目ない医療体制の構築、ひいては満足度向上につながっています。

作業療法士からのコメント

洛和会音羽病院 リハビリテーション部
主席係長 林 佳宏(はやしよしひろ)

今までは質の向上を目指してリハビリ専門職によるカンファレンスをしていました。今回、2つの病院をまたいだリハビリ職同士の連携が始まりました。患者さんの状態を数値化するFIM(機能的自立度評価表)予想式を使って、退院時のリハビリ目標値を共同設定し、在宅復帰後の生活を意識したリハビリをしていきたいと考えています。

理学療法士からのコメント

洛和会音羽リハビリテーション病院 リハビリテーション部
主席係長 石束 紗野香(いしづかさやか)

患者さんの受け入れ前に病棟ラウンドへの同行やカンファレンスで身体状況を確認し、転院後のリスク管理に役立てています。また、実際に患者さんがリハビリをしている場面を見たり、CTやMRI 画像の評価を共有することで、スムーズな介入を実現し、患者さんの安心感につながっていると実感しています。

お問い合わせ

洛和会音羽病院 脳神経外科
075(593)4111(代)

洛和会音羽病院 地域連携課
0120(607)489/075(593)7725

<受付時間>
月~金曜日 午前8時30分~午後8時 / 土曜日 午前8時30分~午後5時15分
※ 日曜日・祝日・年末年始(12月30日~1月3日)はお休みをいただいております。

洛和会音羽リハビリテーション病院 リハビリテーション科
TEL 075(581)6221(代)

洛和会音羽リハビリテーション病院 地域連携課
TEL 075(581)6868

<受付時間>
月~土曜日 午前8時30分~午後5時15分
※ 日曜日・祝日・年末年始(12月30日~1月3日)はお休みをいただいております。

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