医療∞介護 ゲームを使って楽しくリハビリを ~洛和デイセンター修学院の取り組み~

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ゲームを使って楽しくリハビリを ~洛和デイセンター修学院の取り組み~

洛和デイセンター修学院では、家庭用ゲーム機 Nintendo Switchを活用したリハビリを導入しています。

きっかけは病院勤務の作業療法士からの提案

洛和会音羽リハビリテーション病院 リハビリテーション部 作業療法士

日頃から、病院で患者さんに意欲的にリハビリに取り組んでもらえる方法はないかと考えていました。その中で、ゲーム機を使ったリハビリがいいのではと考えましたが、病院にはゲーム機がありませんでした。そんな時、当会の介護施設である洛和デイセンター修学院にNintendo Switchがあるということを聞き、「太鼓の達人」というソフトを使ったリハビリを提案しました。ゲームリハビリ導入にあたり、まずデイセンターの利用者さんの事業所内での様子を見学させてもらったところ、座って過ごされている時間が多いなと感じました。そこで、立った状態で実施できるような仕組みを考え、作りました。

木の柱にボタンを取り付け、立ったままゲームをすることが可能

座っている時間が長いと、歩くのに必要な腸腰筋が縮まってしまい、安定した歩行ができなくなってしまいます。立っている時間を増やすことで筋力低下を防ぐことができます。また、リハビリ専門職がいなくても簡単にリハビリが行えるため、利用者さんのリハビリ時間が増やせることもメリットの一つです。最終的な目標は、利用者さんが、自発的にリハビリに取り組んでいただけるようになることです。

アミューズメントパークのような空間づくり

洛和デイセンター修学院 管理者

今回、病院のリハビリ専門職が監修してくれたことで、医療的な目線からのアドバイスももらえ、リハビリの質向上につながっていると感じています。実際、パーキンソン病の方や脳梗塞後のまひがある方などにこのリハビリを行ってもらい、データを取っています。その数値を元に、医療とも連携しながら、より効果的なリハビリが行えるようになることを期待しています。当事業者は、アミューズメントパークのような施設を目指しており、利用者さん自身がやりたい事を選択し、楽しく過ごしてもらえるようにしていきたいと思っています。


ゲームリハビリの様子、作業療法士・らくわデイセンター修学院 管理者のインタビュー動画はこちらからご覧ください。

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公開日時 : 2024年06月14日 (金)

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