元気人 ～この人の笑顔がみんなを元気にする～ 【#001 洛和デイセンターリハビリテーション音羽】

当会の介護事業部で活躍する職員を、一緒に働いているまたは関わりのある職員が紹介する企画「元気人 ～この人の笑顔がみんなを元気にする～」。今回は、機能回復訓練（リハビリテーション）に特化したサービスを提供する洛和デイセンターリハビリテーション音羽の介護職（管理者）を紹介します。

父に背中を押され選択した介護職

介護職に就いたきっかけは、私が20歳の頃に経験した父親との出来事でした。心筋梗塞で入院して弱った父から頼まれて介助をした時、人の世話をすることはお互いの幸せにつながると感じたんです。反発心から、会話が少なくなっていた父からのお願いで、自然と体が動きました。するとその介助に対して、父が涙を流して喜んでくれて…。
その様子に私まで涙が流れてきました。当時私は、過酷な労働に疲弊しつつ「専門学校に通わせてくれた父を裏切れない」「就職したら辞めてはいけない」という思いからパン屋に勤め続けていました。そんな私に気付いた父から「人の世話をする仕事は向いていると思っていた。今からでもやったらいい」と背中を押され、2年間、福祉の専門学校での勉学を経て、介護職に転職しました。
お年寄りが好きだったことだけでなく、物心つく頃には祖父母が亡くなっていたので、祖父母がいる友人たちへうらやましさを感じていたことも動機の一つだったと思います。

転職から手にした天職！？

他法人で特別養護老人ホームと介護老人保健施設を経験し、30歳代で異動したデイケアで、初めて管理者になりました。利用者さんの面接や送迎の際に不安を与えないように身に付けたフランクな話術で笑いを誘うことに快感や達成感を覚え、デイケアでの業務を天職に感じるようになりました。
デイケアに異動するまでは引っ込み思案でしたが、認知度や介護度が重度の方が多い施設型とは異なり、日々関わる利用者さんが違うからこその距離の近さ、話さざるをえない環境が私を変えてくれました。
順調にキャリアアップしたものの、自分の実力のなさを感じて悩んでいた35歳の時、当会のホームヘルパーの統括長（当時）と事業所会や研修会場で一緒になったご縁で当会への転職を決めました。3年間ヘルパー事業所で、サービス提供責任者として一から学び直し、デイケアでの職務を選択しました。

利用者さんから「また来たい」を引き出すポイント！！

利用者さんに「また来たい」と思ってもらえるように、職員が働きやすい環境づくりを心掛けています。職員が疲弊し、心の余裕がない状態だと利用者さんに与える雰囲気にも影響するので、勤務時間内で業務を終えられるように調整したり、日頃から話し掛けやすい上司を目指して積極的な声掛けをしたりしています。
利用者さんの居住環境やデイサービスを利用する理由などから利用者さんが何を求めているかを見定め、相手に合わせた話術でコミュニケーションをとるようにしています。敬う気持ちを持ち、敬語で会話することを大前提とした上で、利用者さんが笑いを求めているのであれば失礼のない程度で全力でふざけます（笑）。

趣味にも全力！

趣味は計画を立てることですね。旅行会社を通さず、ルートやお店などを調べて立てたプランを家族にプレゼンして、旅行に連れて行くのが好きです。現在は四国一周旅行を企画中です。
また、5月から小学校３年生の息子にサッカーを教えており、朝練・夕練で一緒に汗を流しています。徐々にうまくなっていく息子の姿は、感慨深いものがあります。

天職と思えど、やめてはいけない挑戦

デイケアの業務は楽しくて天職だと思えるほど好きですが、このまま挑戦することをやめてはいけない気もしています。管理者として結果を出し、運動型ではない一日型のデイサービスでの勤務や実地指導を経験した後で新たに勝負をしたいと思っています。明確にはまだ決めてませんが…例えば、採用に関わる部署に異動して学校などでプレゼンをしたり、企画広報部門でいろいろな部署と関わる仕事に携わったりしてみたいですね。

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公開日時 : 2022年08月12日 (金)