当会の介護事業部で活躍する職員を紹介する企画「元気人 ~この人の笑顔がみんなを元気にする~」。
今回は、介護事業部の研修管理やキャリアパス、資格試験対策、新卒教育などを担当する洛和会介護教育センター センター長を紹介します。
推薦者のコメント
居宅介護支援事業所醍醐駅前 係長 管理者
介護教育センターのセンター長ということでなんとなく怖そうなイメージを持っていましたが、実際にお会いした印象は違いました。常に笑顔で話し方が優しく、前向きな言葉が多い方で、対面する前の不安な気持ちから一変し、元気をもらえました。
2000年の転機
介護職に就く前は、パン工場で働いていました。黙々と取り組むこの仕事も嫌いではなかったのですが、人と話す仕事をしないと成長できない気がして悩んでいた頃、介護保険が開始される2000年が近づいていました。当時は資格取得を推奨するのぼりをあちこちで見かけたり、申込みをしてもキャンセル待ちになったり、実技実習でも順番がなかなか回ってこないなど、介護の入り口としてホームヘルパー2級※を取得するがブームとなっていました。無事資格を取得し「人と接する仕事」を他法人の介護職で始めることになるのですが、資格が取れるかどうかよりもこの業界に入ることの方がよっぽど怖かったですね(笑)。
※ホームヘルパー2級の正式名称は「訪問介護員2級養成研修課程修了」。2013年4月1日の介護保険法施行規則改正で廃止され、介護職員初任者研修へと移行しました。廃止された現在も介護職員初任者研修と同等の資格として取り扱われています。
巡り巡って後世の育成中
デイサービスでの勤務が2年を過ぎる頃、特別養護老人ホームか訪問介護かどちらかのサービスを経験したいと考えるようになりました。
実家の近くに当会の事業所ができたのを機に、登録ヘルパーの1号として訪問介護への転職を決意。管理者と二人三脚でスタートし、半年で常勤になり、1年後には、当時のヘルパー統括の計らいで、管理者として洛和ヘルパーステーション常盤に異動が決まりました。当時29歳だったので、管理者になるのが早く、わからないことだらけで大変苦労した思い出があります(笑)。
その後4年間の管理者経験を得て、ヘルパー統括もしました。その2年後、当会初の小規模多機能開発プロジェクトが発足し、デイサービスと訪問介護の経験者ということから管理者に任命されました。ゼロからの立ち上げ業務は難しかったですが、私自身のモチベーションは高かったです。その後事業所も順調に増え、7カ所となった小規模多機能サービスの統括も経験できました。
その後、介護事業部のNo.1課の教育担当などの職を得て、現在の洛和会介護教育センターのセンター長の職に就き、当会の研修管理やキャリアパスの支援、受験対策講座の運営などを担当しています。また、介護福祉士国家試験の受験に必須である実務者研修の講座では、テキストをもとに自宅学習で提出される課題の確認や必要に応じた添削指導、スクーリング(通学)における介護過程と医療的ケアのサポートを座学や演習、グループディスカッションを通して行っています。
ゆったりする時間も大事に
気まぐれにドライブに出掛けるのが好きです。最近は出先で鳥や古い民家を見ながら散歩を楽しんでいます。また、歌が大好きで新型コロナウイルス感染症が流行する前は、よく一人カラオケにも行っていました。洋楽・邦楽といったジャンルは問わないのですが、やはり昭和世代の曲が好みですね。…密かにフォークソング部に在籍してます(笑)。
元気の源を支える力の抜き方
私は仕事の楽しさがそのまま元気の源になるので、楽しくない状況であるなら「何とか楽しくならないか」を考えるようにしています。これまで転職や退職される方を見てきた中で、仕事へのモチベーションを高める要素は、身近な目標となる人が存在しているかどうかが関係していると考えるようになりました。私自身が仕事を楽しんだ結果、周りにいる誰かにとってのそういう人にもなれるよう、力の抜き方も大事にしつつ「会うと元気になれる」という存在になれたらうれしいですね。
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公開日時 : 2022年11月08日 (火)