「きこえと補聴器の講演会」を開催

「きこえと補聴器の講演会」を開催

「きこえと補聴器の講演会」を開催

9月14日アスニー山科 にて、一般の方を対象に「きこえと補聴器の講演会」を開催しました。

耳鼻科に通っておられる患者さんや、ご家族に難聴の方がおられる方、補聴器にご興味のある方など十数名が来場し聴講されました。

はじめに、洛和会音羽病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の医師 山本さゆりが「きこえの仕組みと補聴器について学ぼう 難聴と認知症の関連について」をテーマに講演しました。

洛和会音羽病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

補聴器適合判定医・補聴器相談医

山本 さゆり(やまもと さゆり)

 

講演では、難聴には種類があることや難聴を放置するとうつ病や認知症のリスクが高まること、日本での補聴器の使用率の低さなどについて、図を用いて分かりやすく解説しました。また、いきなり補聴器を購入するのではなく、まずは耳鼻科を受診し検査をして、きこえにくさの原因を突き止め、当に補聴器が必要かどうかを確認することが大切と述べました。

 

次に、洛和会音羽病院 リハビリテーション部 係長 前川大史が「補聴器が生活を変える!聴覚リハビリテーションの紹介」と題し、講演しました。


洛和会音羽病院 リハビリテーション部 係長

聴覚障害領域認定言語聴覚士

前川 大史(まえかわ ひろふみ)


人によって音の感じ方が異なることや、実際に補聴器を使いこなすために必要な「聴覚リハビリテーション」について、当院での実施例を挙げながら解説しました。「補聴器は購入してすぐに快適に使えるわけではなく、慣れるために通常2~3カ月のトレーニングが必要となります。使い始めの2週間ほどは、これまで聞こえていなかった音が聞こえるため、不快に感じる方も少なくありません。そこで使用をやめてしまうのではなく、聴覚のリハビリテーションをしながら少しずつ慣れていきましょう」と呼び掛けました。

 

さまざまな種類の補聴器があります

講演後、来場者からの質疑に応答したり、補聴器のサンプルを見ていただいたり、個別相談にも応じました。

個別相談にも応じました

洛和会音羽病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科では、補聴器相談外来を設け、補聴器相談医や聴覚障害領域認定言語聴覚士などが、難聴でお困りの患者さんをチームでサポートしています。必要に応じて、補聴器の貸し出しも行っています。

聞こえにくさを放置せず、まずはかかりつけの耳鼻科を受診ください。

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