山科区在宅医療・介護連携支援センターの勉強会で洛和会音羽病院 院長が講演

山科区在宅医療・介護連携支援センターの勉強会で洛和会音羽病院 院長が講演

山科区在宅医療・介護連携支援センターの勉強会で
洛和会音羽病院 院長が講演

7月14日、京都市東部文化会館(京都市山科区)で、医療と介護の多職種が共に学び、語り合う勉強会「ACPについて学ぼう」が開催(主催/京都市山科在宅医療・介護連携支援センター)され、洛和会音羽病院 院長 神谷亨が講演しました。

ACPとは「人生会議」という愛称で呼ばれ、人生の最終段階における医療・ケアについて、患者さんを中心にご家族や医療ケアチームが繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことです。

講演では、日本は寝たきりの方の数が世界一である現状から、時として医療・介護の現場において人の尊厳が傷付けられてしまっていることや、自分の受ける医療や死に方を家族、医療者に任せる人が多い現状、さらには医療の延命至上主義への疑問についても語りました。

今は延命治療を開始したら、途中で中止できないという考えが少しずつ変わり、本人、家族、医療ケアチームが話し合い、合意に達した場合は中止できるようになってきています。

神谷は「自分が受ける医療を自分で考える風土になっていったらいいなと思います。話し合いの場所が必要ですし、家族や医療ケアチームと一緒になってACPについて考えることが大切です」と締めくくりました。

洛和会ヘルスケアシステムでは、今後もこのような講演の機会を大切にし、地域の医療、介護で働く方を支え、地域の方やご家族が住みやすい街を目指してまいります。

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