救命救急センター10周年企画 症例検討会を開催
3月17日、洛和会音羽病院が山科消防隊を招いて症例検討会を実施しました。
1月24日に大雪が発生し、京都も大混乱に陥りました。JR西日本の車輌が山科駅から200メートルの地点で8つの車輌に1,600人が閉じ込められる立ち往生が発生。救助した消防隊から洛和会音羽病院に7人の患者さんが救急搬送されてきました。今回は当時の現場や受け入れ状況についての情報を共有し合い、その対応について検討しました。
まずは山科消防署から、気分が不良な方などの重症度を判別するトリアージや病院選定、そして搬送までの様子を発災から時系列で分かりやすくご説明いただきました。
洛和会音羽病院からは対応にあたった医師、看護師が当時の受け入れ状況を振り返りました。時間差での搬送によってスムーズな受け入れができたことや、災害モードによる迅速な院内連携が実践できたことなど、良かった点があった反面、消防署とのタイムリーな情報共有の不足という課題も浮かび上がりました。
今後も洛和会音羽病院は災害拠点病院として、予期できない災害などにおける多数傷病者の受け入れを行うなど、地域の救急医療を守ることに努めます。
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公開日時 : 2023年04月11日 (火)