患者さんと一緒に「桜を見ながら音楽療法」

患者さんと一緒に「桜を見ながら音楽療法」

患者さんと一緒に「桜を見ながら音楽療法」

3月22日、洛和会音羽病院 認知症治療病棟が、洛和会京都音楽療法研究センターと協力して、同院 D棟玄関前の広場で、患者さんと一緒に桜と音楽を楽しむイベントを開催しました。

この日は雲ひとつない晴天。同院D棟前の満開の桜の前で音楽療法士が奏でる音楽に、集まられた患者さんたちは童心に戻ったように歌を口ずさみ、付き添いの看護師たちと一緒に手拍子をとって楽しんでおられました。言葉を交わすことが難しい患者さんも、知っている音楽なので安心した面持ちになり、隣に座る看護師と共に桜を見上げていました。

中には音楽療法士に曲のリクエストをお願いする患者さんもおられて、「ふるさと」や「川の流れのように」といったさまざまな曲が演奏されました。楽しい思い出や懐かしい思い出が募った患者さんたちの声は、いつしか合唱となり、その歌声に立ち止まる医師や看護師もいました。

音楽療法士は病棟で過ごす患者さんは、季節を言葉で伝えられるよりも、実際に外に出て桜を見ることで、より春を感じていただけたと思います。いつもの音楽療法の時間よりも患者さんたちが生き生きとした表情になられてうれしかったとイベントを振り返りました。患者さんに付き添っていた病棟の看護師たちも自然と笑顔になり、イベントは大成功を収めました。

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