廃材をリハビリで再利用!~洛和会音羽病院 リハビリテーション部の活動~

廃材をリハビリで再利用!~洛和会音羽病院 リハビリテーション部の活動~

廃材をリハビリで再利用!~洛和会音羽病院 リハビリテーション部の活動~

洛和会音羽病院 リハビリテーション部では、院内から集めた廃材を利用してリハビリテーション(以下、リハビリ)の道具を制作し、現場で使用しています。

薬袋で指先のリハビリ

入院患者さんには、細かい指の動きができない方が多くおられ、さまざまなシチュエーションで指先のリハビリをしています。
退院後、一人で薬を飲むための練習で使用するのは、薬剤部でロスになった本物の薬袋です。
ビーズなどを入れ、(1)パタパタと振って袋の片側に寄せ (2)破って (3)手のひらに出すところまで、リアルなトレーニングが可能です。
作業療法士が行う患者さんの「作業分析」にも一役買っています。

色んなものがリハビリに利用されています!

薬袋では難易度が高すぎる患者さんには、病院内で回収した新聞紙を使います。破ったり、ちぎったり、丸めたりして指のトレーニングを行います。
栄養管理室でゴミとして扱われるラップの芯は、車いすのブレーキの補助具に。患者さんの体格や力に合わせて長さを調整しています。
また、福祉用具をレンタルしている会社のウエルネットからは、杖やシルバーカーなど、レンタルに該当しなくなったものを譲り受け、利用しています。

アイデアで再利用!

本来であれば捨ててしまうものを再利用するこの取り組みは、多職種の理解と協力があって成り立っています。

地球に優しいエコの面はもちろんですが、まずは患者さんのリハビリが順調に進むことを一番に願い、今後もいろんなアイデアで不要になった資材を利用していきます!

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