7ROUTINES【case.1 洛和会音羽リハビリテーション病院 院長 堀井基行】

7ROUTINES【case.1 洛和会音羽リハビリテーション病院 院長 堀井基行】

洛和会ヘルスケアシステムをけん引するリーダーたちの普段から意識していることや大切にしていること、マイルールや習慣を紹介する企画「7ROUTINES」。
前企画「セブンルール」から装いも新たにスタートします。今回は、洛和会音羽リハビリテーション病院 院長 堀井基行(ほりい もとゆき)です。

今回のリーダーはこちら


洛和会音羽リハビリテーション病院 院長
堀井 基行(ほりい もとゆき)

専門分野

リハビリテーション医学、整形外科学

専門医認定・資格など

日本リハビリテーション医学会認定臨床医/専門医/指導医
日本整形外科学会専門医/スポーツ医/リウマチ医
日本整形外科学会研修指導者
日本骨粗鬆症学会認定医
義肢装具等適合判定医
京都リハビリテーション医学研究会 理事
中部日本整形外科・災害外科学会 評議員
京都府立医科大学医学部 臨床教授

洛和会音羽リハビリテーション病院 院長 堀井基「7ROUTINES」

1 Nessuna regola fissa!

イタリア語で「定まったルールはない」という意味です。逆説的になってしまいますが、ルーチンを意識しないのが私のルールかもしれません。より良いと思えること、やりたいと感じることはスッと取り入れる。負担に感じられることは小休止、あるいは次善の策でしのぐ。
理事長対談でもお話したのですが、抱負なども明確に意識するのは得意ではありません。ちなみにイタリア語を楽しむのは、最近のルーチンです。

2 言霊(ことだま)

古事記によると、ヤマトタケルの悲劇は言葉に始まり、言葉で勝利し、言葉に命を失ったそうです。発せられた言葉は良きにつけ悪しきにつけ周囲を巻き込みます。
言霊:言葉には霊が宿っている、そんな思いで、大切にしていきたい。感謝は素直に、あいさつは無意識に、怒りや否定は考えてから。仕事でも私生活でもそうありたいものです。

3 塞翁が馬

順調な時には奢らず感謝の気持ちを忘れない。うまくいかないときには今できることを見つけて集中し、好転を期待する、そんなふうに生きられたらと思っています。

4 客観視

読書が好きなせいか、実生活の中の自分が、小説の中の登場人物のように感じられることがあります。正しいと感じていることが本当にそうだろうか、そんなふうに見直すきっかけにもなりそうで、時々楽しんでいます。怒っている自分は、傍から見てみると滑稽なものです。

5 煩悩即菩提

欲望という言葉には否定的な響きがあります。しかし、「欲」は「夢」とも解釈できます。いかに自分の「欲望」を適度にコントロールできるか。幸福感の鍵のひとつかもしれません。

6 暖簾(のれん)

老舗の店先には暖簾があります。意匠には主(あるじ)の魂が宿っています。そよ風にも敏感に反応し、しかし、強くたたかれることがあってもすぐに元通り、自らを保ち、責務を果たし続けます。そんな強さにあこがれます。台風で落ちてしまったら? 誰かが助けてくれるでしょう。

7 カルテを宝箱とみる

最後に仕事におけるルールらしきものをひとつ。カルテを紐解くことで、いろいろな立場から違った角度の患者さんが見えてきます。たとえばセラピスト、ひと手間かけて記録をみると、身体的な状況だけでなく、気持ちの状態なども読み取れます。回診に行く前にも、できるだけ参照しておくよう心掛けています。そして、カルテの記述も「言葉」であることを忘れずに。

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洛和会音羽リハビリテーション病院

院長からのごあいさつ

病院から在宅生活へ、安心して暮らせる地域づくり ~地域包括ケア病床を増床~

 

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