DMAT

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あけましておめでとうございます。
研修医生活もあと3カ月、そろそろ専攻医が近づいてきて恐れ慄いている毎日です。

2024年は年始からショッキングなニュースが続きました。
2カ月前にVHJ交流会で七尾の和倉温泉に行ったばかりで、とても良いところだったのに、と一緒に行った研修医と悲しんでいます。
被災された皆様の安全と1日でも早い復興を願っております。

皆様は災害派遣医療チーム(DMAT)をご存知でしょうか?
今回のような災害時の急性期は医療ニーズが増大するため、被災地域の医療リソースだけでは到底対応できません。そのため、有事の際はDMAT が全国から被災地に応援に行くシステムとなっています。
当院のDMATも先日から被災地域に派遣され、能登の医療をサポートしています。

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来年度から救急科に進む僕としても災害医療には興味があり、昨年11月には近畿DMAT訓練に参加させてもらっていました。
豪雨災害と地震があったという想定で実際にDMAT隊員が病院に集まり、1日かけて関係各所とのやり取りや移動を行うものでした。
非常に大掛かりな訓練で、本番さながらの空気感でした。

訓練に参加したとはいえ、現実はそう甘くはないことは分かっているつもりです。
余震や二次災害の恐怖と闘いながら被災地域で活動される方には頭が下がります。

今はDMATが抜けた当院を頑張って守りながら、いつか来るかもしれない災害に備えて勉強を続けようと思います。

担当:洛和会音羽病院 ジュニアレジデント2年次 若山佑豪