らくわで輝け!外国人介護士! vol.3

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日本と同様に高齢化が急速に進むベトナム。介護職のニーズが高まるなか、日本の介護技術を学ぶため、洛和会ヘルスケアシステムの病院、介護施設でも多くの外国人介護士が勤務しています。

今回取り上げるのは…

洛和会音羽病院 2C病棟 グエン ティー フエ アンさん

2021年から同院にてナースパートナーとして勤務

介護が普及している日本で働きたい

昔から高齢者が好きで、介護の仕事に就きたいと思いました。母国のベトナムでは、日本に比べて介護の求人が多くありません。なので、介護の仕事がたくさんある日本に来たいと思い、母国の学校で1年間、介護技術や日本語を学んで来日。学校からの紹介で当会に就職しました。

認知症治療病棟のナースパートナー

ナースパートナー(看護補助者)として勤務を始めてもうすぐ2年、入浴や清拭、排泄介助や環境整備、爪きりなどの業務をしています。私の働いている2C病棟は、認知症のある患者さんで、自宅や施設での介護が困難な方が入院されています。認知症の状態への寄り添い方に悩むことも多々ありますが、楽しいです。また、怒りながら話すとき、長文や方言で話されることが多いので、短文の日本語を理解できるようになっても言葉を理解することは難しいです。言葉や対応の仕方で困ったことがあれば、周りの看護師さんたちに助けていただきながら働いています。

同郷の仲間とともに

母国で暮らす親兄弟と毎日のように連絡をとりながら寮生活をしています。家族と離れて暮らす寂しさはありますが、同郷の学生時代の友人が、同じ2C病棟で1人、東京の施設で2人、当会で一緒に働いているので心強いです。同じ病棟で働く同僚とは寮が隣同士で、休みの日には、京都駅近くの神社など一緒に出かけることもあります。漢字の記載が多いので、神社の名前は読めませんでした(笑)が、観光地も多く、きれいな景色がたくさんあって、日本はいい国です。音羽病院の桜もきれいでしたし、富士山などにも登ってみたいです。今後も日本で介護の仕事を続けたいと思います。

将来の夢を書いていただきました!

病棟師長からみた アンさん

洛和会音羽病院 2C病棟 師長 辰巳 弥生

アンさんは、とても優しく丁寧に患者さんと接してくれています。慣れない異国で、日本人でも対応に試行錯誤が必要な認知症患者さんへの対応を頑張ってくれています。排泄・入浴の介助など、安心して任せることができる業務も増えています。先日、病棟のスタッフから、「アンさんと一緒に点滴をしている患者さんの清拭と更衣をしたけど、患者さんへの声掛け、清拭・更衣を点滴に注意しながらうまくできていた。すごいわ」という声を聞き、とてもうれしかったです。彼女の一生懸命で純粋な気持ちを見習い、ともに頑張っていきたいと思います。

関連ページ

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