その人らしさを大切に 質の高い訪問看護師を育成

その人らしさを大切に 質の高い訪問看護師を育成

自宅で療養されている方が、安全・安心な在宅生活を継続できるよう医療面で支える訪問看護師。洛和会ヘルスケアシステム 介護事業部では、病気はもちろん生活全体を含めて利用者さんの状態を観察し、手と目で看て、「その人らしさ」を第一に考えたケアができる看護師の育成を目指しています。

学びと成長をサポートするシステム

新卒訪問看護師育成制度

入職してから2年間で、訪問看護師として必要な専門性と地域包括ケアに対応できる総合力を養うため、さまざまな看護の現場を回る当会独自の新卒者向け制度。同時に訪問看護師としての接遇マナーなどを学び、ステーション配属までに必要な力を身に付けられる教育プランを用意しています。

中途採用者向け職員研修

看護師としての経験を病棟や外来で積み、既に専門性を備えている中途採用者向けの制度です。ご自宅に伺う訪問看護師としての接遇マナーや帳票の見方など、訪問ならではの看護を教育プログラムに沿って習得していきます。他の介護サービスに関する研修を受けるプログラムや先輩職員との同行訪問、フォローアップ研修があり、訪問看護を取り巻くサービスの役割や連携の必要性を学ぶことができます。

職員を対象とした院内研修

認定看護師、特定行為研修を修了した当会の看護師が講師となり、急変時の対応や多重課題などの実践的な研修や演習を行い、職員の学びを支援。病院と共通のeラーニングを活用し、集合研修を短時間で受講できるようにしています。

ICT(情報通信技術)を活用

当会の訪問看護では、1人1台支給されているタブレットを使用し、看護記録を行っています。ICTを活用することで、過去の記録や計画書、服薬内容や状態変化など、利用者さんの情報を即座に共有。訪問先でも利用者さんの情報を入力・閲覧でき、判断に迷う場合も他の看護師に情報を共有しながら相談し、曖昧な対応ではなくチームで判断することが可能です。夜間や時間外の緊急訪問など、担当の利用者さん以外を訪問する場合でも適切な対応ができます。また、重大な事故が起こる手前の出来事はヒヤリハット報告として、週1回のカンファレンスで話し合うなど、事故を防ぐとともに客観的な評価や分析、判断する力を高めています。

質の高い支援を提供するために

洛和会訪問看護ステーション石山寺では、近隣のクリニックなどと密に連携しながら、所在地の大津市南部だけでなく瀬田エリアへも訪問を行い、在宅での日常生活から看取りまでを支援してきました。本年3月、サテライトとして洛和会訪問看護ステーション瀬田を開設。瀬田エリアの利用者さん宅に近い場所から、より効率的に看護を提供できるようになりました。移動時間や情報共有にかかる時間を短縮しながら、より一層利用者さんのニーズに添った生活支援や看取りを実現したいと思います。

洛和会訪問看護ステーション石山寺
係長(管理者)山口 映子

 


看て、触れて、体験する教育

訪問看護の教育は、いろいろなことを看て、触れて、体験することがすごく大切で、それが利用者さんに対するケアの質にもつながります。研修を受けた職員から「楽しく学べた」というような口コミが広まるような、よりよい教育体制を整えていきたいです。

訪問看護課
主席課長(統括) 長谷川 裕恵(写真左)

どのサービス形態でも活躍できる人材育成

昨年、介護事業部に看護部ができ、訪問看護の教育体制だけでなく、介護事業部全体でも横断的に活躍できるような人材育成を目指したいと思っています。

訪問看護課
次長 二股 美由紀(写真右)

お問い合わせ

洛和会訪問看護ステーション石山寺
TEL 077(531)1313

洛和会訪問看護ステーション瀬田(サテライト)
TEL 077(545)0016

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