医療の最前線に立ち、臨床の現場で患者さんと向き合いながら病院運営の根幹にも携わる要職「副院長」「院長補佐」。洛和会ヘルスケアシステム5病院に在任する12名の副院長・院長補佐を、病院と患者さんを支える「ささえびと」と題した連載企画で紹介してまいります。
第5回となる今回は、洛和会音羽記念病院と洛和会音羽リハビリテーション病院の副院長です。
洛和会音羽記念病院 平岩望副院長
平岩 望(ひらいわ のぞむ)
専門分野
●腎臓内科
●内科
●消化器内科
●肝臓内科
専門医認定・資格など
●日本内科学会認定内科医/総合内科専門医
●日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医/指導医
●京都大学医学博士
素直な姿勢で謙虚に臨む
総合病院に働き始めた日から、先輩レジデントや看護師に指導を受けて成長し、「できる」と確信したものは積極的に参加して、「わからない」「できるか不安」な処置はヘルプ・先導してもらう、という姿勢を続けてきました。今でもそのような時には「恥ずかしい」と考えずにご指導を願い、逆に教えを請われた時には「自分だったらそうしてほしい」という方法で伝えていく気持ちを持って接しています。
医療機関に頼られる病院へ
当院は透析バスキュラーアクセスのケアに特化した、「ニッチェ」領域を大切にしてクリニックでは対応しがたいケアを提供することで2府3県をカバーする広域での医療機関から頼られる病院となっています。多様な疾患への対応が必要になることも多く、そういう患者さんやご家族の皆さんが安心してケアを受けられる体制、対応能力をこれからも整えてまいります。これからも中小病院でありながら輝き続ける「洛和会音羽記念病院」であるために。
洛和会音羽リハビリテーション病院 山崎武俊副院長
在宅医療支援センター
医療介護サービスセンター センター長 兼務
山崎 武俊(やまざき たけとし)
専門分野
●心不全
●漢方治療
専門医認定・資格など
●日本内科学会認定内科医/指導医
●日本循環器学会認定循環器専門医
●日本東洋医学会漢方専門医/指導医
●臨床研修指導医
●日本東洋医学会 代議員/参事/渉外委員会国内担当委員/広報委員会委員/専門医制度委員会地区委員/関西支部事務局長/関西支部京都府部会府部会長
●京都府立医科大学総合医療・医学教育学客員講師
●京都橘大学兼任教授
患者さんのストレス軽減を第一に
私は洛和会音羽病院の外来で15年ほど勤務した後、当院に異動しました。外来とは異なり現在行っている訪問診療では患者さんのご自宅にお邪魔します。より患者さんの目線に合わせるのはもちろん、訪問によるプレッシャーやストレスをなるべくかけないように心掛けています。
洛和会で一番居心地の良い病院を目指す
患者さんファーストという心構えは大切です。ただ、それにより職員が疲弊したり職場環境の向上が疎かになったりすると、パフォーマンスが落ちたり優秀な人材が離れてしまったりする恐れがあるので、職員を大切にすることも同じくらい重要です。職員を守ることが結果的に患者さんファーストにつながると思います。そのためには部署を越えて情報共有を行ったり、職場環境の向上のため意見する場を設けたりするなど「自分が大切にされている」と感じられるようしなければなりません。1人ではなにもできないので皆さんと協力し合い、患者さんからも職員の皆さんからも当院を洛和会で一番居心地の良い病院と思ってもらえるように声を上げ続け、実行し続けたいです。
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ささえびとシリーズ
公開日時 : 2023年02月21日 (火)