知っておきたい! 超高齢社会を支える介護 その1 介護保険

知っておきたい!  超高齢社会を支える介護 その1 介護保険

知っておきたい! 超高齢社会を支える介護 その1 介護保険
「介護保険ってどういうもの?」を分かりやすくお伝えいたします。介護サービスになじみのない方にも知っていただき、身近に感じてもらえれば幸いです。

居宅介護支援事業所醍醐駅前 課長 的場 則子(まとば のりこ)
居宅介護支援事業所醍醐駅前
課長 的場 則子(まとば のりこ)

専門医認定・資格など

介護支援専門員

介護保険って国民健康保険と違うの??

特別な手続きなしに医療機関などで使える医療保険とは違い、介護保険は要支援・要介護認定の申請をしないと利用できません。介護保険には身体状態に応じて、要介護・要支援・非該当(事業対象者)の3つの区分に分かれています。身体障害者手帳では障害の程度が重度なら「1」で、軽度になるに従って数字が増えていきますが、介護保険では要介護5が一番重度で、要介護のほかに要支援も2段階があります。

要支援・要介護状態区分

区分 身体状態の目安
要支援1 日常生活上の基本的な動作はほぼ自立しているが、一部の動作について要介護状態とならないように支援を必要とする状態。
要支援2 日常生活上の基本的な動作について部分的な支援を必要とし、介護サービスにより身体状態の維持・改善の可能性がある状態。
要介護1 立ち上がりや歩行が不安定で、日常生活に部分的な介護が必要な状態。
要介護2 立ち上がりや歩行が自力では困難になり、排泄や入浴などに一部介助が必要な状態。
要介護3 立ち上がりや歩行、移動などがほとんど自力ではできず、排泄・入浴・衣服の着脱などに一部または全面的な介助が必要な状態。
要介護4 排泄・入浴・衣服の着脱などの日常生活のほとんどに全面的な介助が必要で、介護なしに日常生活を営むことが困難な状態。
要介護5 ほぼ寝たきりの状態で、全面的な介助がなければ日常生活を営むことがほぼ不可能で、意思の伝達も困難な状態。

介護保険の対象者

介護保険の対象者

第1号被保険者は、原因を問わずに要介護認定または要支援認定を受けたときに介護サービスを利用できるのに対し、第2号被保険者は、加齢に伴う疾病(特定疾病※)が原因で要介護(要支援)認定を受けたときに利用できます。

介護保険証

介護保険証は三つ折りの形状です。お住まいの市町村から65歳を過ぎた方に送られます。

介護サービスを使うためにはまず契約を結ぶ

介護保険を利用されたことのない方にはあまり知られていませんが、介護保険の利用には契約が必要です。ケアプランを作るケアマネジャーとの契約、介護サービスを提供するさまざまな事業者との契約などがあります。
契約は書類の作成などに手間がかかりますが、要介護度に応じて、どの事業者のどの介護サービスにするかを自由に選ぶことができます。

※介護サービス利用の流れは6月公開分で詳しくお伝えします。

助け合うことが基本 介護の仕組みについて考えよう

「自助」…(個人)自分で自分を助けること。自発的な行い。
「互助」…(近隣)個人的な関係性を持つ人同士が助け合うこと。
「共助」…(保険)社会制度に基づく助け合い。
「公助」…(行政)公的機関が援助すること。特に、個人や地域社会では解決できない問題について、国や自治体が支援を行うこと。

地域で自分らしく暮らしていくには、地域の人同士の助け合いが不可欠です。できることは自分で行うのは大前提ですが、できなければ周りの方に助けてもらう。そして、専門的なケアが必要であれば、介護サービスを利用するという考え方です。まずは定期的に健康診断を受診し、病気の早期発見を心掛けましょう。日々の運動などによって、介護サービスを使わなくても良い状態を保つことも大切です。介護サービスが必要なときには、私たちケアマネジャーがどういうサービスを利用すれば、生活の課題を解決できるかを一緒に考えます。

日常生活に不安を感じたらご相談ください

介護サービスが必要な方に、ケアプランを立てるのがケアマネジャーの仕事です。まずは利用者さん・ご家族からどんな暮らしを望んでいるのかを聞き取り、利用者さんが自立した日常生活を営めるようケアプランを立てます。提供する介護サービスには、①居宅サービス(訪問系、通所系、短期入所、通い・訪問・泊まりの一体型、福祉用具の利用や住宅改修など)、②地域密着型サービス(認知症の方を対象としたグループホームなど)、そして特別養護老人ホームなどの介護施設に入所する③施設サービスなどがあります。
当会の医療介護サービスセンターは医療、介護の総合的な相談窓口です。介護保険の要介護認定代行申請も可能です。気になることがありましたら、一度ご相談ください。

お問い合わせ先

洛和会 介護の相談窓口

老人ホーム・介護施設・高齢者住宅についてのご質問や総合的な福祉のご相談も随時受け付けております。
フリーダイヤル:0120(045)507
(受付時間:午前9時~午後5時 ※日曜日・祝日を除く)

お近くの洛和会医療介護サービスセンター居宅介護支援事業所でもご相談いただけます。

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