知っておきたい! 超高齢社会を支える介護 その4 看護小規模多機能型居宅介護の利用例を紹介します

知っておきたい! 超高齢社会を支える介護 その4 看護小規模多機能型居宅介護の利用例を紹介します

超高齢社会において医療・介護のニーズが高まり、高齢者を地域全体で支えることが求められています。そんな中生まれたのが、1つの事業所で通い・泊まり・訪問(介護)のサービスを提供する小規模多機能型居宅介護とそのサービスに訪問看護の機能がプラスされた看護小規模多機能型居宅介護(以下、看多機)です。今回は看多機の具体的な利用例を見ながら、サービスのご紹介をしたいと思います。

洛和看護小規模多機能サービス音羽 主席係長 山田 匡人
洛和看護小規模多機能サービス音羽
主席係長 山田 匡人(やまだ ただひと)

専門医認定・資格など

介護福祉士
認知症対応型サービス事業管理者研修 修了

利用例1

80代 男性(認知症の症状あり) 配偶者と二人暮らし
透析をしており、訪問看護とデイサービスを利用しながら、必要に応じてショートステイを利用していた。ご家族が友人に看多機のことを聞き、ケアマネジャーに相談、利用開始となった。

<1週間のケアプラン>

透析
〔家族対応〕
通い
〔夕食後帰宅〕
透析〔家族対応〕
訪問(看護)
通い・泊まり〔昼食後病院〕
・透析〔ご自身で帰宅〕

サービス開始直後は、ご家族のレスパイトのため宿泊を多く利用されていましたが、少しずつ生活のリズムを作っていきました。認知症の進行状況によっては、泊まりを増やすことも検討しています。ご家族からは、「透析を受けていることもあり、通いでも常に看護師がいて、その看護師が自宅にも来てくれることが安心」という声をいただいています。

利用例2

70代 女性 一人暮らし
精神疾患があるため、訪問看護と訪問介護、デイサービスを利用。お金の管理が難しくなったことと、一人での通院に不安が出てきたため利用開始となった。

<1週間のケアプラン>

訪問(看護・介護) 通い
〔夕食
後帰宅〕
訪問(介護) 通い
〔夕食
後帰宅〕
訪問(介護) 通い
〔夕食
後帰宅〕
通い
訪問(介護)

状態に波はありますが、ご本人ができることはしてもらいながらケアをしています。訪問看護では「精神科訪問看護基本療養費」の算定要件研修を修了した看護師が病状の確認や体調管理を、訪問介護では買い物代行や掃除などを行っています。良好な関係が築けており、ご本人も私たちを頼りにしてくださっています。

利用例3

70代 男性(がんの治療中) 一人暮らし
自宅で転倒し骨折。病院で治療を行いましたが退院後に、これまでの生活を継続することが難しいと判断されました。医療ニーズが高いこともあり、病院の相談員から当事業所に相談があった。退院前に行われるカンファレンスに参加し、入院中の状態を確認。退院後、サービスの利用を開始。

<1週間のケアプラン>

訪問
(介護)
訪問
(介護)
訪問
(介護)
訪問
(介護)
訪問
(介護)
訪問
(介護)
訪問
(介護)

退院後しばらくはご本人の不安もあり、泊まりを継続的に利用。現在は、1カ月の半分はがん治療のため入院し、残りの半月は訪問看護と訪問介護で服薬管理、日々の体調確認、掃除などを行っています。ご家族は通いを利用して外に出てほしいという希望がありますが、ご本人の自宅で過ごしたいという強い希望により訪問で対応しています。

このように、お一人お一人の体の状態を確認し、ご本人、ご家族の希望を聞きながら柔軟にケアプランを見直し、自宅で生活できるのが、看多機の特徴です。医療ニーズの高い方にも安心してこのサービスを利用していただけるよう、そして利用して良かったと思ってもらえるような関わりをしていきたいと思っています。

お問い合わせ先

お近くの洛和看護小規模多機能サービスの事業所にご連絡ください。
洛和看護小規模多機能サービス音羽
洛和看護小規模多機能サービス壬生

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