研修指導医日記

一年目研修医先生、ERガンバレ!

みなさん、こんにちは/こんばんは。総合内科のTです。

前回は、実習の学生さんについて書きました。今回は、研修医の先生に焦点をあてて書きたいと思います。

一年目の研修医の先生もだいぶ仕事に慣れてきたように思います。ぼくも一年目の頃はよく覚えています。覚えることがたくさんありすぎて、毎日消化不良であったように思います。ただ、若かったためか、やっと医者になれたうれしさのためか、全く苦ではありませんでした。

国家試験や大学で習った内容と微妙に違う実臨床の疾患→知識がそのまま使えない、薬の一般名を覚えていても「薬品名」を知らないといけない状況、採血・サイン確保手技、患者さんとのコミュニケーションの取り方、看護師さん(当時は看護婦さん)や医療スタッフとのコミュニケーション・・・いろいろ、またこれらが束になって毎日襲ってきていました。

一年目の先生もおそらく同様の”襲撃”を毎日受けていると思います。

オリエンテーション中や直後の彼らの雰囲気も変わってきました。いわゆる”学生気分”が抜けて、”臨床医モード”になってきた感じがします。これは私の主観ですが。

研修の同期はとても大切で苦楽を共にする仲間であったり、またある時は良きライバルであったりします。今年の一年目さんたちは、9名全員男性医師のためか(今年は10名の募集ではありませんでした)、毎年みんな仲良しではあるのですが、今年は一層仲が良さそうに見えます。

鉄は熱いうちに打て ---

年寄の昔話ですが、昔は朝から深夜まで、土日も病棟にいたものですが、またそれが美徳とされていた感じもしますが、今は働き方改革の旗印の下、勤務時間内で仕事を終わらさないといけません。それはとてもいいことだと思っています。しかし、仕事とプライベートをうまく両立しないといけない、ということになるのではないでしょうか・・・私が今の研修医なら、うまくできそうにありません。

時代とともに様々変化するものがありますが、鉄は熱いうちに打たないといけないことは変わらないと思います。

ガンバレ!一年目研修医!

実習の学生さん

 

皆さん、こんにちは/こんばんは。総合内科のTです。

昨年1月からの新型コロナウイルス感染症は、未だ世界中の至るところで様々な影響を与えています。

医学教育もそうです。

一昨年まではいくつかの大学の5・6年生が1~2週間、当科に実習に来られていました。昨年もその予定であったのですが、コロナのために実習中止となることがほとんどでした。

せっかく実習ができるようになっても、当院でのコロナ発生により実習を中断せざるを得ないこともありました・・・月曜に1日実習に来られて、その日の夜に当院の内科病棟での発生がわかり急遽翌日から中止となってしまったのです。

今年の新6年生(昨年度は5年生)はかわいそうです・・・ですので、実習に来られたら、重々、重々安全・感染防止には留意してできる限り外来、病棟の両方で実習してもらっています。できるだけ患者さんに関われるよう、せめて”におい”だけでもかげるように(!?)しています。

やはり患者さんに関わってなんぼ、と思っております。

新型コロナウイルス感染症がどうなっていくのか、まだ見当がつきません。ワクチン接種によりどうなるのか・・・今Tができることは、無事学生さんが実習に来られることを祈ること、そして来られたら精一杯指導させていただくこと、だけです。

実習の学生さんだけではありません。たった1日、見学に来られた学生さんにも機会あらば、とできるだけ臨床に関われるように工夫しています。

学生さんはぜひ、当院に見学にきてください。