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介護

こんにちは。訪問看護です ~訪問看護サービスでできること~

投稿日:2016年4月6日 更新日:


訪問看護って何?

病気や障がいのある人が自宅で療養生活をできるように、看護師が訪問し、ケアを提供し、療養生活を支援するサービスです。
つまり、病気や障がいのある状態でも、住み慣れた自宅で生活ができます。

誰が来てくれるの?

看護師免許をもつ看護師・保健師・助産師が、患者さまのお宅を訪問し、看護を行います。また、訪問看護ステーションによっては、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が、必要に応じて訪問します。
訪問看護の内容としては、以下のようなことを行います。

  • 健康状態の観察と助言
  • 食事の援助、排泄の管理・援助
  • 入浴の介助、体拭き
  • 傷の処置、点滴、お薬の相談
  • 体に入っているチューブ類の管理
  • リハビリテーション、終末期の看護
  • 家族の指導、相談 など

私たち訪問看護師が携帯する訪問バッグには、聴診器や体温計、血圧計のほか、血中酸素や脈拍が計れるパルスオキシメーターが入っています。また、利用者さまの髪を洗うための、バスタオルや大型ごみ袋、洗濯ばさみも入っています。これらを使って、机の上に簡単な洗面台をつくり、利用者さまの髪を洗うことができるのです。このように、1人暮らしや介護に不安がおありの方など、誰もが安心して生活できるよう、お手伝いします。

どんな人が利用しているの?

糖尿病、心不全、腎臓機能障害、骨粗しょう症、高血圧、肺気腫、床ずれ、認知症、がんの末期、難病、精神疾患、在宅酸素利用の方など、10歳代~100歳代まで、さまざまな年齢や病気のある方が利用されています。

~利用者さまの事例を紹介~

  • <事例1:Aさん(男性 80歳代)>
    慢性腎不全末期で、尿管皮膚ろう(管を使って体外に尿を出す装置)造設、うっ血性心不全、骨粗しょう症を患っている。自宅で1人暮らしをし、息子さんの協力あり。ヘルパーの介入ありで、家事代行をしてもらっている。
    ⇒ 訪問看護では…
    健康チェック、ウロストミー(尿管皮膚ろう)のパウチ(袋)交換、入浴介助、排便コントロールを行っている。
  • <事例2:Bさん(男性 80歳代)>
    狭心症、慢性閉塞性肺疾患を患っており、自宅で酸素療法を行い、1人で生活している。1人で心細く、緊急携帯電話には頻回に電話があった。現在は調子も良く、元気に生活されている。
    ⇒ 訪問看護では…
    健康チェック、心身症のため不安が増さないよう話を傾聴、酸素の流量確認、摘便、酸素使用したままの入浴介助を行っている。
  • <事例3:Cさん(男性 60歳代)>
    脳出血後遺症、アルツハイマー型認知症、誤嚥(えん)性肺炎で入退院を繰り返していた。奥さんの「自宅で過ごさせてあげたい」という希望により、訪問を開始。訪問入浴も利用し、夫婦2人で暮らせている。
    ⇒ 訪問看護では…
    健康チェック、全身清拭、陰部洗浄、パット交換、衣服の着替え、療養相談、介護者支援、傾聴を行っている。

訪問看護ってどうやったら利用できるの?

  • 介護保険の場合:
    要介護認定を受ける ⇒ ケアマネジャーに相談 ⇒ 主治医に訪問看護指示書を交付してもらう ⇒ サービス計画を作成し、訪問看護開始
  • 医療保険の場合:
    近くの訪問看護ステーションか、かかりつけの医師に相談 ⇒ 主治医に訪問看護指示書を交付してもらう ⇒ 利用者さま、訪問看護ステーションと契約 ⇒ 訪問看護開始

ほかにも、在宅介護支援センターや市区町村役所の在宅福祉関連窓口、保健所・保険センター、病院の医療相談室、地域の社会福祉協議会、地域包括支援センターなども、ご相談に応じます。

訪問看護の費用は?

一般的な訪問看護の費用は、以下のとおりです。
難病や自立支援医療は、病気の種類により、優先させる保険が介護保険か医療保険に分けられます。
<介護保険(1割負担の場合)>
所要時間

  • 20分未満…332円
  • 30分未満…496円
  • 60分未満…871円
  • 90分未満…1,196円

<医療保険(1割負担の場合)>

  • 月の初回…1,300円
  • 2回目以降…850円/回

介護保険を利用して、1回60分の訪問看護を受けた場合、1割負担の方の1カ月の自己負担額は、以下の通りです。
年齢・所得により負担割合は異なります。

  • 週1回の利用で、約 4,000円
  • 週2回の利用で、約 8,000円

※上記の料金の内訳には、24時間いつでも連絡が取れる体制の加算、体に入っているルートの管理の加算も入っています。

皆さまに安心してご利用いただくために

※以下の画像は全てクリックすると大きいサイズで見ることができます。


常にかかりつけの病院・主治医とやり取りを行い、状況把握・早期対応ができる連携づくりをしています。
ご家族をはじめ、ケアマネジャー、主治医、歯科医師、薬剤師、ご近所の方など、多くの人が利用者さまを支えています。そのなかで訪問看護師は、利用者さまと各サービスとの懸け橋の役割も果たしています。

訪問看護ステーションは、24時間体制です。病状の変化や体調の急激な変化など、緊急事態が発生した場合は、速やかに主治医の指示を仰ぎ、最寄りの病院への受診手配など、利用者さまの救命を優先に、必要な援助を行います。
私たちは、利用者さま・ご家族に、「利用して良かった」と思っていただけるようなステーションづくりをめざします。

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